◆阪神大学野球春季リーグ戦 ▽優勝決定戦 天理大2―0甲南大(24日・ほっともっとフィールド神戸)
天理大が、ポイント27同士で争われた優勝決定戦を制した。2019年秋季以来、3季ぶり20度目の優勝で、3年ぶり7度目の全日本大学野球選手権(6月7~13日・神宮、東京D=報知新聞社後援)出場を決めた。胴上げされた藤原忠理監督は「格別の優勝」と、喜びをかみしめた。
天理大は5回、指名打者・吉田元輝(2年)の適時二塁打と友杉篤輝遊撃手(3年)の中前タイムリーで2点を先制。プロ注目の井奥勘太(4年)が3日続けて登板し、3安打無四死球9奪三振で完封した。
最速145キロ左腕は「これだけ気持ちを入れて3連投したことはない」と、開幕6連勝で優勝に大きく貢献。指揮官も「大エースに成長してくれた。3連投させたのは初めて」と、最敬礼した。
天理大は新型コロナウイルスの影響で3試合の出場を辞退(甲南大戦はともに不戦敗)しながら、残りの9試合を全勝して優勝決定戦に持ち込んだ。9勝3敗(不戦勝2、不戦敗1)だった甲南大との今季“初の”直接対決を制した。