大相撲夏場所で2場所連続4度目の優勝を果たした大関・照ノ富士(伊勢ケ浜)が24日、テレビ会議アプリZoomで一夜明け会見を行い、優勝の喜びと綱取りとなる名古屋場所(7月4日初日・ドルフィンズアリーナ)への決意を語った。一問一答は以下の通り。
―ゆっくり眠れましたか。
「ゆっくり休めました」
―大関に戻った場所で優勝。実感は?
「初めてなので、大関での優勝は。大関での優勝が無いと次の番付も見えてこないと思ってましたから。よかったと思います」
―次の番付への気持ちが高まってきた?
「やっぱりそこを目指して頑張ってきて、あと一歩というところまできてますので。全力を出し切って頑張って行きたいと思います」
―何がよかった?
「もう必死にやってきたことがこの結果につながってるんじゃ無いですかね」
―苦しかった場面は?
「ないです」
―決定戦で内容での意識は?
「特にないです。本当に一生懸命全力を出し切ることしか考えてなかった。稽古場でやったことしか場所では出ないので。やってきたことを信じてやりました」
―綱取りに必要なことは?
「普段やってきたことしか場所で出ないので。ちゃんと準備を整えて次の場所に臨みたいと思ってます」
―まずは膝を治療?
「先生方と相談して、これからのことを考えてやっていきたいなと思っています」
―来場所への思いは?
「できることを精いっぱいやって、場所を15日間務めればいいかなと思っています」
―一発で決めたい思い?
「できたらできたでいい。できなかったらできなかったでいい。力を振り絞って最後までやりたいなと思っていますそれだけですね」
―綱取りを目指す中で、引退覚悟の様子は珍しい。その裏にある思いは。
「いつ何が起きるかわからない状態で、土俵を務めていますから。いつ辞めてもおかしくない覚悟の上で、もう今日で相撲取って最後かもしれない、そういう思いでやってますから。だからこそ、心の準備というのか、そういうのを最初からしとかないといけない。(横綱に)上がっても上がれなくても。辞めても自分で納得のできる終わり方をしたい。それだけです」