元三重ノ海・石山五郎氏 大関陥落者で唯一の横綱が照ノ富士にエール「ぜひ横綱に上がってもらいたい。十分にチャンスある」

80年、横綱土俵入りを行う三重ノ海
80年、横綱土俵入りを行う三重ノ海

◆大相撲夏場所千秋楽(23日・両国国技館)

 21場所ぶりに大関に復帰した照ノ富士が2場所連続4度目の優勝を決めた。本割で大関・貴景勝に敗れたが、02年初場所の栃東―千代大海以来となる大関同士の優勝決定戦では、同じ相手をはたき込んだ。大関復帰場所でのVは昭和以降初で、大関としての賜杯と連覇も自身初。名古屋場所(7月4日初日・ドルフィンズアリーナ)は初の綱取りとなる。昭和以降の大関陥落者で唯一、横綱になった元三重ノ海の石山五郎氏(73)がエールを送った。

 今場所の照ノ富士は、精神的にものすごく強くなった気がする。迷いなく踏み込んで、まわしを取っても差してもいい。自信を持って土俵に上がっていた。

 大関から序二段まで落ちて、そこからまた戻るなんて相撲の歴史でもない。すごいよね。私とは立場が全然違うだろうし。大関から落ちたら大抵は引退になる。プライドもあっただろうし、それを乗り越えてね。必ず戻ってやるという気持ちでやったんだろうけど、それを実行したわけだからすごい精神力ですよね。

 私はけがで大関から落ちた。1場所でカムバックできなかったら引退すると言い聞かせて、場所前からしっかりやって土俵に上がった。それくらい自分で追い込んで、結果として10勝できた。大関に復帰してからは「とにかく大関として恥ずかしくない成績を上げて引退したい」という気持ちが強かった。まさか横綱になれると思っていなかったけど、その気持ちがつながっていったと思う。

 照ノ富士は、一番横綱に近いんじゃないかな。十分にチャンスはあると思うし、ぜひ横綱に上がってもらいたいよね。序二段まで落ちて大関にカムバックして横綱になったら、相撲界の歴史に残る。他の力士にとっても「そんな力士がいるんだ」と。そういう意味でも、ぜひ横綱になってもらいたいですね。(談)

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