漫画家・富永一朗さん死去 老衰のため96歳で

スポーツ報知
富永一朗さん(1991年3月撮影)

 1970年代から90年代にかけて日本テレビ系(制作・中京テレビ)で放送された人気バラエティー番組「お笑いマンガ道場」や、漫画「チンコロ姐ちゃん」などで知られる漫画家の富永一朗(とみなが・いちろう、本名同じ)さんが5日、老衰のため死去した。96歳。京都市出身。葬儀は近親者で行った。喪主は弟浩(こう)さん。

 小学校の頃から漫画が大好きだった富永さんが、最初に選んだ仕事は漫画家ではなく教師だった。中学卒業後、当時は日本の領土だった台湾に渡り、師範学校に入学。現地で終戦を迎え、47年に父の故郷である大分県佐伯市で図画の教員となった。

 だが、漫画家への道を諦めきれず、51年に退職。その後上京し、作家の吉行淳之介らの協力で漫画家デビュー。当初は子供向けの作品も書いていたが、女性の裸を描いたお色気漫画で男性週刊誌に次々と連載を持つようになり、中でも「アサヒ芸能」に掲載された「チンコロ姐ちゃん」は代表作となった。人気が高じて仕事が殺到したため60年、漫画家として初めて週刊誌と「専属契約」を結び、その後の漫画業界に影響を与えた。

 晩年は愛媛県西予市の「かまぼこ板の絵展覧会」など、様々な漫画や絵画のコンクールの審査員などを担当。また、2004年に名誉市民に選ばれた岡山県高梁市の「吉備川上ふれあい漫画美術館」の名誉館長を務めていたほか、全国各地の記念館に自らの作品を寄贈し、漫画文化の発展を願っていた。

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