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【巨人】広岡大志 大野雄キラーだ!1号に続き今季2号先制弾…「追い込まれる前の甘い球」積極初球打ち

スポーツ報知
5回2死、広岡大志が先制本塁打を放ち、ナインに迎えられた(カメラ・橋口 真)

◆JERAセ・リーグ 中日1―1巨人(21日・バンテリンドーム)

 巨人が7投手の継投で中日と引き分けた。先発の畠は6回1/3を1失点と好投。デラロサが1軍に復帰したことでブルペンに余裕が生まれ、同点の7回1死三塁から勝ちパターンの高梨、鍵谷を投入した。それぞれが打者1人を三振に仕留めピンチを脱出。8回を中川が3人で片付けると、9回はデラロサから大江、桜井とつなぎ無失点。交流戦前最後の3連戦初戦は、今季7度目のドローとなった。

 最高の感触が両手に広がった。広岡が振り抜いた打球は左中間スタンドへ飛び込んだ。「入るかは分からなかったですけど。ちゃんと芯で打てたので、いい手応えでした」。5回2死。それまで無安打投球と完璧だった中日先発・大野雄から先制の2号ソロを放った。

 積極打法で必殺“大野撃ち”に成功した。「追い込まれたらなかなか打てる投手ではないので、追い込まれる前の甘い球をファウルにせずに、しっかり一発で仕留められるようにと思って打席に入っていました」。初球から狙った。真ん中に入ったツーシームを見逃さず、一発を放り込んだ。

 4月13日の中日戦(東京D)では、1―1ときっ抗していた7回に大野雄から決勝の1号ソロを放っていた。この時点で今季2本のアーチはいずれも大野雄から。巨人は沢村賞左腕に昨季、チーム打率1割5分、防御率1・32に抑え込まれ苦戦しただけに広岡の“キラー”ぶりはこの先の明るい材料となるだろう。原監督は「いいところが出ましたね」とご満悦だった。

 首脳陣の期待にも応えた。若林の状態が落ちてきたこともあり4月25日の広島戦(東京D)以来、「6番・遊撃」でスタメン出場。前夜(20日)に起用されることを知り「絶対やったろうと思っていました」。右手親指骨折で離脱中の坂本に代わり吉川、若林が遊撃を担っていたが、2人に負けじと好投手撃ちで猛アピール。守備でも5度のゴロを難なくさばき、指揮官も「守備の方もよかったですよね」と評価した。

 「チャンスが来た時に結果を残せるように常に準備するだけ。その中で、今日打てたのはよかったです」と広岡。がむしゃらに、チームの勝利のためにバットを振り続ける。(小林 圭太)

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