関東学生ハーフマラソン2部優勝の青学大・西久保遼「ライバル校の駒大に負けることはできない」

関東ICハーフマラソンで優勝した青学大・西久保
関東ICハーフマラソンで優勝した青学大・西久保

 男子1部、2部のハーフマラソン(実測約20・8キロ)が行われ、1部は国士舘大のライモイ・ヴィンセント(3年)が1時間1分13秒で優勝。2部は青学大の西久保遼(3年)が1時間2分で優勝した。

 2部は残り100メートルまで、西久保、駒大の花尾恭輔(2年)、東京国際大のルカ・ムセンビ(3年)の3人が激しいデッドヒートを繰り広げた。西久保が胸の差で勝ち、同タイムで花尾、1秒遅れでムセンビが続いた。激戦を制した西久保は「ライバル校の駒大に負けることはできない。最後の力を絞り出しました」と会心の笑みを見せた。

 今年の第97回箱根駅伝では駒大が優勝。4位だった青学大に頼もしい新戦力が台頭した。これまで学生3大駅伝未出場の西久保の奮闘に原晋監督(54)は「インカレはタイムではなく勝負。駒大に競り勝ったことは大きい」と満面の笑みで話した。ただ、その後、原監督は冷静に戦力を分析。「ハーフマラソンに出場した3人は青学大も駒大も箱根駅伝の復路タイプ。その3人の合計タイムで駒大に32秒負けている。これから、その差を埋めて、逆転しなければいけない。駒大にはスーパーエースが2人(田沢廉、鈴木芽吹)いることを考えれば、選手層の厚さでは負けるわけにはいかない」と話した。

 関東学生対校選手権。通称、関東インカレは、関東の大学の長距離ランナーにとって、箱根駅伝と並ぶ2大イベント。今年が第97回大会だった箱根駅伝より歴史が古い関東インカレは今年、記念すべき100回大会を迎えた。男子種目は16校の1部、それ以外の2部、大学院生による3部に分けて行われる(1部の15、16位と2部の1、2位が翌年、入れ替わる)。1部と2部は短距離、フィールドを含めた総合力で決まるため、駒大、青学大など長距離・駅伝をメインに強化しているチームは2部に属する。今年の箱根出場21校は1部10校、2部10校ずつとなっている。

 当初、ハーフマラソンは最終日の23日にギオンスタジアム発着の女子美術大周回コース(公認21・0975キロ)で開催予定だったが、新型コロナウイルス感染防止対策として、私有地のよみうりランド敷地内の周回コース(非公認20・8キロ)で無観客で開催された。

 よみうりランドは、丘陵地に立地するため、周回コースの起伏は激しい。ある監督は「遊園地だけにジェットコースターのようなコース」と表した。速さより強さが求められる熱戦だった。

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