【巨人】高橋優貴が今季初黒星、救援陣も崩れ10失点…デラロサ&桜井俊貴21日1軍昇格リリーフ陣整備

スポーツ報知
6回無死一、二塁、野間峻祥に四球を許した高橋優貴(カメラ・橋口 真)

◆JERAセ・リーグ 巨人2―10広島(19日・東京ドーム)

 巨人が広島に大敗を喫した。4回に岡本和が今季初の3試合連発となる11号ソロで先行したが、先発の高橋が6回に制球を乱し計5失点で降板。4番手の井納がクロンに満塁弾を浴びるなど、この回一挙9点を奪われた。首脳陣はデラロサと桜井を21日の中日戦(バンテリンD)から昇格させ、リリーフ陣を再整備することを決めた。

 高く跳ねた打球が、飛びついた岡本和のグラブの先を越えた。高橋は思わず顔をしかめた。同点の6回無死満塁。中村奨に勝ち越しの左前2点打を許した。「6回が全てだね。4投手で何とかと思ったけど防げなかった」と原監督が振り返った通り、大江、田中豊も勢いを止められず、最後は井納がクロンに満弾を浴びるなど今季ワーストの1イニング9失点。絶望的な数字がスコアボードに刻まれた。

 5戦5勝と快進撃を続けた4月から一転今季初黒星。これで5月は3戦勝ちなし。高橋の足踏みが続く。2戦連続で6回途中降板と、序盤は快投を続けながら、中盤にガラッと変わってしまう悪癖を露呈。この日も同点で迎えた6回先頭・クロンを四球で歩かせたことが悲劇の始まりだった。宮本投手チーフコーチは「彼の悪いところ。そんなに調子の良くない打者に四球、そこから崩れていく」と指摘する。ベンチには中継ぎ陣の負担を減らすため、先発にはできる限り長いイニングを投げてもらいたい思いがあるが「崩れ方が毎回一緒。替え時の難しい投手」と宮本コーチ。的を絞らせにくい荒れ球も持ち味の一つではあるが、ここぞの制球力を磨けば、また一段ステップアップできる。

 中継ぎ陣の再整備も進める必要に迫られた。3番手・田中豊は長野を歩かせたところで左足の異常を訴えて降板。18日に右肩の異常を訴えた野上に続き、連日の負傷者となった。それを受け、首脳陣は21日からの中日3連戦(バンテリンD)からデラロサと桜井の昇格を明言。特にデラロサは米国市民権申請のために渡米し、自主隔離期間を経て18日からチームに合流したばかり。当初は2軍戦登板を経て、交流戦からの1軍復帰プランもあったが、この日の試合前に行われたシート打撃で最速152キロを計測するなど状態に問題がないと判断。本人の意思も確認した上で前倒しが決まった。頼れる守護神の復帰は確実に追い風になる。

 連勝はならず、首位・阪神とも再び4・5差になった。チーム内に故障者が増えつつある中で、今こそカバーし合った戦いが求められる。「開幕時から結構そういう中で戦って、みんなでやりくりしているわけだからね。これは(今後に)良くなる兆候と捉えながら前に進むしかない」と原監督。ウィーラーの連続試合安打も22でついに止まった。全てをリセットし、名古屋から再出発を切る。(西村 茂展)

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