広島は17日、菊池涼介内野手(31)、小園海斗内野手(20)、正随優弥外野手(25)が新型コロナウイルスのPCR検査で陽性判定を受けたと発表した。39・8度の高熱が出た菊池涼は自宅で療養しており、小園、正随は無症状で体調に異常はなく、自宅で待機している。チームは予定通り18日の巨人戦(東京D)を戦うが、「感染拡大防止特例2021」に基づき、大幅に選手を入れ替えて臨むことになる。
球団によると、この日、菊池涼が体調不良を訴え、検査で陽性が判明。他の1軍選手、監督、コーチ、スタッフ74人も同検査を実施した結果、小園、正随が陽性となった。70人は陰性で、2人は結果待ちだという。
菊池涼と小園は16日のDeNA戦(マツダ)に二遊間で先発出場し、正随もベンチ入りしていた。チームは18日からの巨人2連戦のための移動日だったが、濃厚接触の可能性のあった数選手は移動を中止。管轄の保健所の調査で、チーム内に濃厚接触者はいないと判断されたという。マツダスタジアムでは施設の消毒作業が行われ、投手陣ができる限りマスク着用で練習を行った。