藤川球児氏が占う 首位阪神の今後の展望…好調の要因と16年ぶりVへのカギは?

4月20日の巨人戦、1回、マルテ(左端)の先制本塁打に、大喜びのナインは一緒にポーズをとり、ベンチはお祭り騒ぎ
4月20日の巨人戦、1回、マルテ(左端)の先制本塁打に、大喜びのナインは一緒にポーズをとり、ベンチはお祭り騒ぎ

 阪神は伝統の一戦の通算2001試合目に逆転勝利を飾り、2位・巨人と今季最大タイの4・5差の首位。2005年以来のリーグ優勝に向け、この先も巨人とのマッチレースの展開が予想される中、スポーツ報知評論家の藤川球児氏が好調の要因と今後の見通しを語った。

 首位阪神は2位巨人との直接対決(14~16日、東京D)で勝ち越し、4・5ゲーム差にして余裕が生まれた。今後は故障者を出さず、打線の並びを大幅に崩さないことが重要になる。意味合いは違うものの、夏場まで独走していた08年は私を含めた主力3人が北京五輪に参加し、抜けている間にチーム状況も変わっていった(今年の東京五輪期間中はシーズン中断)。

 それだけ、今季のオーダーは作り込まれたものとなっている。2番(糸原)、3番(マルテ)、5番(サンズ)、7番(梅野)が機能しているから、相手は四球で歩かすなどの作戦が立てにくく「嫌とわかっていても逃げられない」。だから1番、4番、6番、8番は打席に集中しやすい。特に4、6番を担う佐藤輝の新人離れした活躍は大きいが、前後の打者が支えているので、彼が打てなくても勝つことができている。

 セ・リーグが苦戦傾向にある交流戦(25日~)も期待できる。選手層が厚くなり、地力がついてきた。出場機会の少ない糸井、陽川らをDHで起用できるのは強みだ。交流戦終わりまでに救援陣をさらに整備できれば、リーグ戦再開後に盤石の態勢が整う。

 先の3連戦で巨人は坂本、菅野が戦列を離れており、飛車角落ちだったのも事実。シーズンの佳境で再び訪れるであろうヤマ場に備え、阪神は自分たちの野球を貫けばいい。(スポーツ報知評論家・藤川球児)

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