堀内恒夫さん絶賛…巨人・大江竜聖の度胸とマウンドさばき見事!阪神・佐藤輝明にも期待「柱の系譜」継いで

9回途中から登板した大江
9回途中から登板した大江

◆JERAセ・リーグ 巨人5―3阪神(15日・東京ドーム)

 巨人が阪神との「伝統の一戦」2000試合目で逆転勝ちを収めた。1点を追う5回2死一、三塁でスモークが逆転3ランを放ち、逃げ切った。対戦成績は巨人の1094勝71分け835敗となった。2点差の9回は1死満塁と一打逆転のピンチを迎えたが、大江が糸原から三振、野上がマルテを遊ゴロに抑えた。阪神戦で名勝負を刻んできたスポーツ報知野球評論家の堀内恒夫氏が、緊迫の最終回のポイントを解説する。

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 最後はバタバタになった巨人の守り。あわや逆転負けの試合を救ったのは大江と野上だ。特に大江。1死満塁で、糸原を三振に取った。度胸の据わったマウンドさばきは見事だった。

 2球目のスライダーのスイングを見て、ウィニングショットに選んだ炭谷のリードも光った。このゲームを見ても分かるが、巨人の救援陣は逆球が多い。危険と隣り合わせの中、炭谷は球種で打者の読みを外すリードができる。ストレートが抜けて、KOされてもおかしくなかったサンチェスを立ち直らせたのも、落ちる球に活路を見いだした判断と、球審のやや広いストライクゾーンを利用した巧妙なリードだった。

 それにしても、改めてすごいと思わせたのは、佐藤輝だ。初回の二塁打は、泳ぎながら左中間に打った。節目の巨人・阪神戦。阪神に久々に現れたスターを見ながら、この対戦でなぜ巨人が259も勝ち星が多いかを考えた。私の現役時代から見ると、ON―原―松井―阿部―岡本和と、巨人には常に「柱」を継承する選手がいる。対して阪神は、田淵―掛布(バース、岡田)と続いた後、誰もいなかった。これが対戦成績に表れているのではないか。佐藤輝には途絶えていた感がある阪神の「柱の系譜」を引き継いで、巨人・阪神戦を盛り上げていってもらいたい。(スポーツ報知評論家)

映像提供:GIANTS LIVE STREAM
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