BCリーグ富山に新加入の左スラッガー、若杉玲哉が逆転サヨナラ場外3ラン「ライトフライと思った」

逆転サヨナラ3ランを放った若杉
逆転サヨナラ3ランを放った若杉

▽BCリーグ 富山7-6滋賀(15日、高岡西部)

 西地区2位の富山GRNサンダーバーズは、7-6で同1位の滋賀に劇的なサヨナラ勝ちを収め、首位攻防戦を制した。4-6の9回1死一、三塁で、代打の左スラッガー、若杉玲哉(22)が、右越えの場外3ランを放って大逆転。人生初のサヨナラ本塁打を放った若杉は「ゾーンに入って集中していました。球種、コースも覚えていないです。ライトフライかと思ったら、みんなが入ったと言っていたので」と満面の笑顔。ホームに戻ってくると、仲間から手荒い祝福を受けた。

 185センチ、93キロの体格を誇り、パワフルなスイングが持ち味だ。大学時代には筋トレにハマり、ベンチプレスで110キロ、スクワットでは280キロを担ぐなど、パワーはお墨付き。今季のリーグ戦序盤はスタメンに抜擢されたものの、不調に陥った後は、吉岡雄二監督(49)にフォームをチェックしてもらってスイングを改造。坊主頭にして心機一転した。「ダメなところを直せた。1か月、やり続けたことが結果につながりました」。大事な場面で起用され、見事に監督の期待に応えた。

 富山県出身で、富山国際大付高では速球派エースとして活躍。進学した白鴎大では最速148キロをマークした。しかし、伸び悩んでいたこともあり、昨年の春先には「投手として、プロでは無理なのかな」と、考え抜いた末に打者転向を決心した。その後は深夜0時を過ぎるまで、コーチと一緒に打撃練習。卒業後はNPB入りを目指し、富山への入団を決意した。

 背番号55は、長打力を期待してチームが用意したもの。「本当は1が良かったんですが…。BCリーグの55と言えば、若杉と言われるようにしたいです」と宣言。地元期待の大型ルーキーが、打者として新たなスタートを切る。

    (中田 康博)

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