【大学野球】国学院大が20季ぶり2度目V…鳥山泰孝監督が男泣き「我慢できませんでした」

スポーツ報知
コロナ禍の中、11年ぶりのリーグ優勝を飾った国学院大ナインは満面の笑みで喜びを爆発させた(カメラ・泉 貫太)

◆東都大学野球 最終週最終日 中央大2-4国学院大(14日、神宮)

 国学院大が、負ければ優勝決定戦という中大2回戦に逆転勝ち。8連勝で2010年秋以来20季ぶり2度目の優勝を決めた。就任12年目の鳥山泰孝監督(45)は強力打線を築き上げて戦国東都を制し男泣き。5本塁打、17打点で2冠の山本ダンテ武蔵外野手(4年)が最高殊勲選手を、川村啓真右翼手(4年)が首位打者を獲得した。国学院大は全日本大学野球選手権(6月7~13日・神宮ほか=報知新聞社後援)に初出場する。

 国学院大の新監督として就任直後に優勝した2010年秋から、10年半もの歳月が過ぎていた。「あと1勝というところで、何度も負けてきた。泣かないと思っていたけれど、我慢できませんでした」。試合終了のあいさつで整列した時、鳥山監督の目には涙が浮かんでいた。

 初優勝後、2位が6回に3位が5回。安定感はあっても突き抜けられない。それが、国学院大のカラーになりつつあった。「爆発力の上積みが課題でした。これまでの国学院に、他校は怖さを感じていなかった。それでも今年は、怖いと思われる打線を作ることが出来た」と鳥山監督。首位打者に輝いた2番・川村、本塁打&打点王の3番・山本ダンテ、4番・瀬戸成一郎、5番・福永奨と続く上位打線には絶対の自信を持っていた。

 1―2で迎えた8回の攻撃は、四球と敵失で無死一、二塁となって“ゴールデン・カルテット”に打順が回ってきた。川村は2度のバント失敗のあと右前打を放ち満塁に。その後、山本ダンテが押し出しの四球を選び、瀬戸と福永が連続犠飛を放った。全員が機能しての逆転劇だった。

 10年秋の優勝は、東京・修徳高監督から突然の就任で手にしたものだった。それまでの監督は宮城の東北高、仙台育英で甲子園通算30勝を挙げた竹田利秋氏(80=現・国学院大総監督)。名将の“お膳立て”が背景にあった。「優勝の瞬間、OBやスタッフと切磋琢磨(せっさたくま)して成功、失敗を繰り返してきたことが、一気にフラッシュバックしました」。美酒の味は、全く異なるものだった。

 「人間味を大切にする。人間関係があってこその野球でありたい」と理想を掲げる。あいさつの列が解けたあと、指揮官は主将の福永と軽く抱擁し、喜びを分かち合った。(浜木 俊介)

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