徳川家康の欠席が話題に NHK大河「青天を衝け」第14回見どころ

スポーツ報知
「青天を衝け」を初めて欠席し、話題になった北大路欣也の徳川家康

 俳優の吉沢亮が実業家の渋沢栄一を演じるNHK大河ドラマ「青天を衝け」(日曜・後8時)で、ちょっとした”騒ぎ”が起きている。9日放送の第13回「栄一、京の都へ」で、これで全12回で“皆勤賞”だった徳川家康(北大路欣也)が欠席したのだ。

 オープニングロールの出演者紹介では、いつもの家康のポジションに「五代才助 ディーン・フジオカ」の名前が。これはこれでネットでは歓喜の声があがったが、同時に「家康さんは?」とのツイートも相次いだ。実際に出演がないまま番組が終了すると、たちまち「家康ロス」が話題に。「時期が時期だけに…」とコロナ禍だからなのか、体調を心配する声もあった。欠席理由を考察するウェブサイトまで開設されている。

 色々なシーンを1分程度にまとめ、多くの登場人物を出演させている「青天―」だけに、家康の欠席は編集の都合とは考えにくい。番組関係者は「もともと台本に出演予定がありませんでした」と明かす。理由については「前回は特に、何も言うことがなかったのではないでしょうか。こんなに反響があるとは思わなかった」と驚いている。「次回の登場は分かりませんが、北大路さんの体調は万全です」とのことだ。

 番組開始当初、菓子浩チーフプロデューサーは「幕府は作るのも閉じるのも大変。閉じていく際に、家康から語りたいこともあるのでは」と家康の存在意義を説明。あくまで出演者の一人という存在だった。

 しかし、いざドラマが始まると「こんばんは、徳川家康です」のあいさつとともに人気爆発。発想の面白さと、初代将軍ならではの説明の分かりやすさで視聴者に親しまれ、定着した。関係者によると、今では制作陣も内輪で「家康コーナー」と命名。当初、思わぬ役割に戸惑っていた北大路自身も「次の回は何を言えばいいのかな」と楽しんでいるという。

 想定外のブレイクに、家康の立ち位置も揺らいできている。幕府の現況解説だけでなく、栄一ら登場人物にエールを送るなど、感情を出すことも。「先週の放送では…」と視聴者目線の発言も飛び出し、出演者の枠にとどまらない活躍?を見せている。当初の設定だと、幕府の終焉(しゅうえん)とともに家康登場の大義も失われるが「引くに引けない。最後まで出てきてほしい」(黒崎博プロデューサー)というのが制作陣の願いでもある。

 第13回の世帯視聴率は13・9%。細かく言えば前週より0・5ポイント増だが、第7回の14・2%以降、ここ最近ではあまり変動がなくなってきた。

 16日放送の第14回「栄一と運命の主君」では、ついに栄一が徳川慶喜(草ナギ剛)と対面。伏線のようになっていた、第1話冒頭の出会いのシーンが回収される。終わった地元“深谷編”に替わる“一橋家臣編”が本格的に始動。ストーリーの展開も楽しみな一方、家康の言動や出欠にも注目が集まりそうだ。

(NHK担当・浦本将樹)

※視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区)

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