◆ウエスタン・リーグ オリックス―阪神(13日・オセアンBS)
9年目で自身初の開幕投手を務めた阪神・藤浪晋太郎投手が2軍降格後3度目のマウンドに上がったが、5回9安打7失点と苦しい投球となった。最速は155キロだった。
初回。2死二塁から4番・西野に左前に運ばれたが、左翼・井上の好返球で二塁走者が憤死。何とか無失点で切り抜けたが、2回。先頭の大下にストレートの四球を与えると、無死二、三塁から育成の佐藤優に先制の2点二塁打を献上した。さらに2死からフォークが暴投になって三塁に走者を背負うと、宜保に中前適時打を許し、この回3点を失った。
3回は3者凡退。4回も得点を与えず、立ち直りの気配を見せたが、5回。先頭の育成・鶴見にこの日2つ目の四球を出すと、ここから連打で無死満塁。ここで来田の打球を自ら処理したが、本塁に悪送球となり、2点を失った。続く西野に2点二塁打を浴びて一挙4失点。5イニングで球数は89球を要した。
前回6日の中日戦(ナゴヤ球場)では5回1失点と粘投したが、これで3試合連続失点。矢野監督は「こっち(1軍)に戻ってきてくれる準備の段階。早く戻れる状態にしてもらうのが先決」と話しており、早期の1軍復帰に向けては結果を求められる。