レイズが筒香嘉智の戦力外を発表 ニアンダーGMは「期待した結果にならなかった」

スポーツ報知
筒香嘉智(ロイター)

 レイズは11日(日本時間12日)、筒香嘉智内野手をメジャー40人枠から外し、戦力外通告をしたと発表した。今後はウエーバーにかけられて、獲得を希望する球団がなければ、自由契約になるなどの措置が決まる。

 2019年オフにDeNAからポスティングシステム制度でメジャー移籍を目指した筒香は、レイズと2年総額1200万ドル(約13億円)で契約した。コロナ禍で60試合となった昨季は打率1割8分7厘、8本塁打、29打点。契約最終年の今季は26試合に出場して打率・1割6分7厘、0本塁打、5打点と調子が上向かなかった。

 得点力強化を狙ったレイズは、内外野を兼任できる筒香に期待していたが、厳しい結果となった。オンライン会見に臨んだニアンダーGMの主な一問一答は以下の通り。

 ―決断について。

 「我々にとっても、ヨシ(筒香)にとっても期待した結果にならなかったが、今が、チームにとって正しい時期だという決断に至った。本人には今朝、通告した。彼はプロらしく受け止めてくれた。我々は彼のここまでの努力に感謝している。勤勉でよいチームメイトである彼に対して、この決断を下すこと以上に、悲しいことはない」

 ―次のステップは。

 「今後は数日で自由契約(FA)となり、次の移籍先を探すか、我々の傘下の3Aダーハムに行く可能性もある。我々は、彼がそれを望むなら、マイナーに迎え入れる意向を告げている。そこでレギュラーで毎日打席を積み、メジャー昇格を目指すこともできる。我々は彼をできる限りサポートしたい。数日間は、家族や関係者と話し合い、今後のことを考える時間になる。他球団へトレードの可能性があれば、それもみていくことになる」

 ―2年目の筒香をどう評価したか。

 「去年の60試合の日程では不運もあり、今年のキャンプの時点では楽観的にみていた。結果を出す時間は与えられたと思うが、ここ数週間は調子が急降下し、他の選手に機会を与えるべきと考えた。彼に代わって、言い訳をするつもりはない。去年も今年も(コロナ禍で)色々な制限があった中、30試合前後を消化して潜在能力を出し切っていない選手は他にもたくさんいるので、これで終わりにはしたくないが、レギュラーで出場していないここ(メジャー)で、立て直す機会を得るのは難しいと思う。私は、”成長したヨシ”になるチャンスはあると思うが、まずメンタルを切り替えることや常時、試合に出ることが必要ではないかと思う」

 ―国際市場に大型投資をするリスクについては。

 「他リーグから移籍する選手には常に疑問がつきまとう。(筒香の)結果は我々が望んだものではなかったが、我々は周到な調査の結果、今後も似たケースがあれば投資を恐れない。(未来を見る)水晶球は常に完璧ではない。ヨシについても、ちょっとした違いでフェアになったり、フェンスを越えたりしたら、違った結果になって自信もついたかもしれない。我々のNPB球団へのリスペクトは今後も変わらないし、才能ある選手がたくさんいると思っている。もちろん、全ての経験から学ぶものはあるが、日本球界の調査プロセスや、今後も人材発掘の意欲は変わらないだろう」

 ◆筒香嘉智(つつごう・よしとも)1991年11月26日、和歌山・橋本市生まれ。29歳。横浜高では2年春夏に甲子園に出場するなど通算69本塁打。2009年ドラフト1位で横浜(現DeNA)入団。15年プレミア12日本代表。16年に44本塁打、110打点で2冠。17年WBC日本代表。ベストナイン3度。19年オフにポスティングシステムでレイズ入団。1年目の昨季は日本人野手では4人目となる開幕戦アーチでデビュー。60試合の短期シーズンながら8本塁打を放ってチームを地区優勝に導いた。日本通算968試合、打率2割8分5厘、205本塁打、613打点。日米通算1045試合、打率2割7分9厘、213本塁打、642打点。185センチ、102キロ。右投左打。既婚。

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