◆パ・リーグ ソフトバンク1―4ロッテ(11日・福岡ペイペイドーム)
大好きなウニとマグロの2貫盛り合わせのようなアーチ連発で、レアードがチームを2位浮上に導いた。
まず1貫目は2回先頭。3ボールからソフトバンク・武田がストライクを取りにきたスライダーをフルスイング。完璧な手応えの左越え4号ソロに「待っていた球だった」と、笑顔のすしパフォーマンスだ。
2貫目は4回1死。今度は初球の真っすぐを右翼席へ。いずれもファーストストライクを叩くアグレッシブな連弾に「逆方向に行くのは、いいスイングができた証拠。2貫握れてうれしいよ」と笑いが止まらない。
昨年10月にヘルニアの手術を受け、来日7年目はリハビリからスタート。開幕2カード目から1軍に合流したが、3、4月は打率2割5分と低調だった。19年7月8日の日本ハム戦(ZOZO)以来の2打席連発に「何とか自分らしいスイングを取り戻せてきている」と復調をアピール。「チームとしてもいい野球ができているよね」と、首位楽天に0・5差と迫る白星に満足そうだった。(星野 和明)