錦織圭、コロナ禍に揺れる東京五輪は「死人が出ても行われることではないと思う」

スポーツ報知
イタリア国際1回戦を突破した錦織圭(ロイター)

◆テニス イタリア国際 第2日(10日、ローマ)

 男子シングルス1回戦で、世界ランキング45位の錦織圭(31)=日清食品=は、同28位のファビオ・フォニーニ(イタリア)に6―3、6―4でストレート勝ちし、2回戦に進んだ。

 元世界9位に快勝し、クレーコートでのツアー通算100勝の節目を飾った試合後、錦織はコロナ禍で開催可否に議論がやまない東京五輪について口を開いた。「今回(イタリア国際)のような100人規模の大会じゃなくて、1万人が選手村に集まって大会に参加する。だから、簡単じゃないと思う。特に今、日本で起きている状態は、うまくはいっていない。日本だけじゃなく、世界中で今、起こっていることを考えなくてはいけない。まだ2、3か月ある。今何かを言うのは難しい。ただ、今は保留していても、いつかは決めないといけない。もしそれが今なら、とても難しいと自分は思う」と述べた。

 大会は、外部と遮断した“バブル”を構築して行われる。「安全に開かれるなら開かれるべきだけど、この状態で僕は何とも言えない。選手村で100例、1000例の感染者が出るかもしれない。コロナはとても容易に拡大してしまうから。だから(大坂)なおみが言ったのと同じようなことを言いたい。どう安全にプレーできるか、議論する必要がある」と提起した。

 世界でコロナ禍は収束しないまま。開幕の7月23日まで、無情のカウントダウンは進んでいく。果たして、ある程度の感染者が出ることを受忍してでも、大会開催の実を取るべきなのか―。自身もコロナウイルス陽性となった経験がある錦織は「究極を言えば、1人でも感染者が出るならあんまり、気は進まないですけどね。例えばだけど、死人が出ても行われることではないと思うので。究極的には、一人もコロナ患者が出ない時にやるべきかなと思いますけどね」と人命優先を投げかけていた。

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