青戸慎司氏、桐生祥秀もったいない、フライングで失格、ガトリンらと勝負できなかった

フライングで一発で失格となった桐生祥秀(左から2人目)は頭を抱えてしまう(同3人目はケンブリッジ飛鳥)(カメラ・竜田 卓)
フライングで一発で失格となった桐生祥秀(左から2人目)は頭を抱えてしまう(同3人目はケンブリッジ飛鳥)(カメラ・竜田 卓)

◆陸上 東京五輪テスト大会(9日、国立競技場)

 男子100メートルで、前日本記録保持者の桐生祥秀(25)=日本生命=が予選で痛恨のフライング失格を犯した。今夏の本番を前に五輪会場で走る最後の機会だったが、17年ロンドン世陸金メダルのジャスティン・ガトリン(米国)との直接対決も幻に。「叫びたいくらい悔しい」と本音を漏らしつつ、「何かプラスがないと次に進めない」と切り替えた。決勝ではガトリンが10秒24(無風)で優勝。多田修平(24)=住友電工=が10秒26で日本勢最高の2位に入った。

 フライングは、やはりメンタル的な部分が大きい。桐生君の力量なら、スタートを落ち着いて出れば何の問題もなく、決勝に残れたはずだ。サブトラックでのウォーミングアップの動きは良かったが、何かしらかみ合っていない部分があるのかもしれない。実績あるガトリンを交え、高い勝負の質や雰囲気を味わえなかったのはもったいなかった。

 決勝に残ったメンバーも、自己ベストに大きく及ばない10秒2台での決着は少しもったいない。せっかくの五輪会場だったが、走りが硬い印象を受けた。日本チーム全体の勢いは、金メダルを目指す400メートルリレーのパフォーマンスにも直結するので、少し心配だ。(男子100メートル元日本記録保持者、中京大副部長)

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