【大学野球】日大国際が無安打で延長11回サヨナラ勝ち、通算26度目の優勝

延長11回、原の犠飛でヘッドスライディングする日大国際・服部
延長11回、原の犠飛でヘッドスライディングする日大国際・服部
延長11回を6安打無失点に抑えた日大国際・大石
延長11回を6安打無失点に抑えた日大国際・大石
サヨナラで優勝を決め、大喜びする日大国際ナイン
サヨナラで優勝を決め、大喜びする日大国際ナイン

◆静岡学生野球 第7週第1日 日大国際1-0静岡産業大(延長11回タイブレーク)(8日、松前球場)

 首位の日大国際が2位・静岡産業大を延長11回タイブレークの末サヨナラで下し、昨秋に続く通算26度目の優勝を飾った。延長11回無死満塁で7番・原海斗外野手(4年)が左翼へ決勝犠飛。無安打ながら執念で今季12勝目をもぎ取った。先発の大石亮人(4年)は11回を6安打無失点、10奪三振の好投。産大は“ノーヒット1ラン”の武藤一輝(4年)を援護できなかった。日大は全日本大学野球選手権出場をかけ、東海地区選手権(22日、岐阜)に出場する。

 迷わなかった。延長11回無死満塁。スクイズをファウルにした直後の3球目、日大国際・原は直球を捉えた。「しぶとく打てて良かった」。定位置よりやや浅い左飛だったが三塁走者・服部恵汰主将(4年)は「(外野手の捕球体勢を見て)行くしかない」と頭から突っ込んだ。主審の両手が水平に広がると、ホームに歓喜の輪が広がる。26度目の優勝はまさかのノーヒットで転がり込んできた。

 息詰まる投手戦でエース・大石が踏ん張った。序盤はブルペンとマウンドの高さの違いに苦しむも「内転筋を押し出すイメージにしてかみ合った」と3回以降はペースをつかんだ。相手の武藤はノーヒットを継続。「絶対に先に(点を)やれない」。右打者には内角、左打者には外角の力強い直球で攻めた。

 延長10回は無死満塁をしのぎ、11回も華麗なけん制などでアウトを重ねた。「あしたは後輩が投げる。今日(優勝を)決めるしかない」。前週の東海大海洋戦は6回2失点ながら入学後初黒星。中4日のマウンドは131球、10奪三振で今季3度目の完封で飾ってみせた。

 今季始動時に立てたチーム目標は「全部勝つ」。海洋戦で敗れても松崎裕幸監督(51)は「戦い方は変えないぞ」と鼓舞した。「打てない中でも四死球、バントでつなぐのがスタイル」と原。守備でも11回無死一、二塁で捕手・服部が飛び出した二塁走者を好送球で仕留めるなど一分の隙も見せなかった。上位勢との対戦は全て3点差以内の接戦。中学時代、蒲原シニアでバッテリーを組んでいた武藤から好走塁で決勝点を奪った服部は「打てなくても、自分たちの野球ができました」とほほえんだ。

 22日には3年ぶりの全日本選手権(6月7日開幕、神宮ほか)切符をかけ、東海地区選手権に挑む。「強い気持ちで神宮を目指します」と大石。秋春連覇は、通過点に過ぎない。

(武藤 瑞基)

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