桐生祥秀、五輪“予行”でまさかフライング「叫びたいくらい悔しい」 個人種目で失格は4年ぶり…

フライングで失格となった桐生祥秀は頭を抱えてしまう
フライングで失格となった桐生祥秀は頭を抱えてしまう

◇陸上 東京五輪テスト大会(9日、国立競技場)

 男子100メートル予選で、前日本記録保持者の桐生祥秀(25)=日本生命=がフライングでまさかの失格となった。号砲より、0秒068早くスタート。「自分のミス。音を聞いてからでるようにしたけど、一番は気持ちが急ぎすぎたんじゃないか。絶対にやっちゃいけないこと。叫びたいくらい悔しい。今日は自分を責める」と、唇をぎゅっとかみ締めた。

 試合直前のウォーミングアップでは「感覚的に良かった。冬からの疲れも抜けて、気を急ぎすぎた。タイムを狙いにいきすぎたし、気持ちの高ぶりを抑えられなかった」。個人種目での失格は、17年のダイヤモンドリーグ上海大会以来。19年には、世界リレーの400メートルリレー予選で、バトンパスでミスして失格した経験もある。「これをプラスに変えるなら、世界リレーもバトンミスして、(同年世界陸上で)メダルがとれた。何かプラスがないと、次には進めない」と糧にするつもりだ。

 8日の前日練習では、会場に隣接して設けられているサブトラックでの調整も経験。「サブグラウンドへの道などを確認できたのは良かった」と前を向いた。17年ロンドン世陸金メダルのJ・ガトリン(米国)との直接対決も幻となったが、本番はあくまで今夏の五輪本大会。日本初の9秒台スプリンターには、失敗を成功のもとにする力がきっとある。

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