国分太一、事務所内独立で改革の時期「新しいものを見せていこう」…紙面未収録インタビュー

 ジャニーズの長い歴史でも初の事務所内独立となった「株式会社TOKIO」が、4月1日に始動してから1か月が経過した。副社長企画担当の国分太一(46)は「あっという間の1か月。みんなに楽しんでもらえているのかな」と手応えをにじませる。全国から広く斬新なアイデアを求めて新企画「Make with TOKIO!一緒につくろうプロジェクト」(今月17日応募開始)のスタートも決まった。国分は「ワクワクは、ずっとしていたい」と今後の活動に胸を膨らませた。(畑中 祐司)=紙面未収録インタビューを加えた完全版=

 ◆紙面未収録インタビュー

 「株式会社TOKIO」という存在を“楽しむ”のは、ファンだけではない。福島県も大きな期待を寄せる。福島県庁企画調整課内に「TOKIO課」が設置された。TOKIOにとって、福島は「DASH村」で長年通い続けた「心のふるさと」だ。

 「ずっと(福島産の農林水産物のPRキャンペーンの)“ふくしまプライド”という形で、皆さんに寄り添うことができていて、福島のおじいちゃんおばあちゃんに本当にいろんなことを学ばせてもらって今がある。この恩返しは、ずっと続けないといけない。県庁に『民間企業が入るのはどうなんだ?』って、そういう意見もあったりする。それはその通りだと思うけど、そこよりは自分たちが、結果じゃないけど、皆さんと一緒に何か楽しめることを。その思いだけ」

 今年は震災10年というタイミングでもあった。

 「被災した人たちにしてみたら、10年だろうが何年だろうが関係ない。僕らもそういう気持ちではいるんですけど、たまたま自分たちが会社を立ち上げるというところがそのタイミングにハマった。ポジティブに考えて、楽しいTOKIO課を作れたら。福島にも、もっとエンタメだったりとか、福島は元気ですよ!というアイテムを作っていこうと思っているんで」

 さまざまなプロジェクトが進んでいく中で、必然的に3人の連携はこれまで以上に密になる。

 「確認事項も増えますし、会うこともそうだし、リモートだったり。TOKIOの収録現場に行ったら、必ず空き時間は作ったり。そういう部分はすごく増えてはいます」

 今になって、メンバーそれぞれに対して新たな発見もあるという。

 「リーダーも松岡も、そういう目線を持っていたんだと再発見と再確認するところがありますね。リーダーはリーダーで、ちょっと僕らをうまいこと泳がせてくれているなというところも感じる。あと、すっげぇ勉強しているなと。丸亀(製麺)さんとの打ち合わせでも、相手企業さんのことをめちゃくちゃ勉強してきていた。松岡は松岡で、やっぱりエンタメでものすごくしっかり自分のカラーというものを見せてくる。『この角度からこういうのどうですかね』みたいな話をしたとき、丸亀さんが『そんなの考えたことない』ということも出たりした。僕1人だったら、そんな話は出来ないなということも、3人いるから出来る。いろんな個性があって、個性を対企業にぶつけるっていいなと思いました」

 3人のTOKIOとして、いい関係性を保ちながら前に進んでいる。3人はジャニーズ事務所の所属タレントではなく、新会社でセカンドキャリアをスタートした。一方、最近はジャニーズを離れるタレントも目立つ。

 「何か、ジャニーズ事務所を離れるっていう変なブームがある気がしているけど、ジャニーズ事務所の中でも、何か新しいことをしていくっていう発想もあって、僕らはそこを選んだ部分がある。そこで言うと、また新しい見せ方はできるのかなと」

 長瀬のほかに、TOKIOと同世代で誰一人欠けることなく四半世紀を歩んできたV6が、デビュー26年というタイミングの11月1日付で解散する。長瀬と同学年の森田剛(42)も退所を決めた。

 「自分の友達でも、一般の仕事をしている人はいっぱいいますけど、やっぱり会社を辞めて新しいところに行くのは、今のビジネスの流れじゃないかなと思うところもある。タレントとして、アイドルとしても、それって同じだと思う。だから、時代の流れなんですかね。ずっとその場所にいることがいいとも思えないし、自分が輝くためにセカンドキャリアがあると思う」

 先月18日からは、急成長する企業のトップとトークする番組「TOKIOテラス」(MBSテレビ、月1回放送)が始まった。

 「そこで『自分はどれぐらいチャレンジできるのかと思って起業しました』という人の話を聞いたりした。それはそれは『自分と仕事をしていたんじゃなく、大きい企業の、ただの1人として仕事をしていたんだなというのは感じました』と。そういうこともあるし、じゃあ、俺のパワーって、会社のパワーじゃなくて、どのぐらいあるんだろうっていう部分でチャレンジ(退所)したいという発想は、悪い発想に思わない。その初めの一歩を踏むからこそ、その人はもっと強くなっていくと思う」

 退所と事務所内独立と、それぞれ選択は違うが、根本にある考えは同じだ。

 「僕らも、3人になりましたとなって、何となく『TOKIOで~す』ってやっていたら何にも見えないなと思う。そういう意味で会社という部分で、自分たちにリスクもありながら、でもポジティブに考えていけば、楽しいことも全然いっぱいあるんだろうと。だから、長瀬もその選択をしたんじゃないかなと思います」

 自身、新会社とともに今後のタレント活動については、どう考えているのか。

 「どうなんですかね。タレントとしては、今まで通り、何かこう飽きずにいてもらえたらなとは思います。(TOKIOは)おのおのドラマをやっている人間もいたり、番組を持っている人間もいる。そこはそこですごく大事。タレントとしても、これからずっと花開いている状態が続くからこそ、株式会社TOKIOというのも回るんじゃないかなと思います。だから、欲は言わず、飽きられないようになればいいのかなと。さっきも言いましたけど、時代の変化もある。テレビも、新しいものを見せていこうと改革の時期に来ているなというのは肌感でも分かる。その中で、自分たちの年齢になって、タレントとしても今度はどう見せていけるか、というのはあります」

 コロナ禍において大きく変化する生活様式とともに、エンターテインメント界も大きく変わろうとしている。

 「やっぱりエンタメは人に見てもらってナンボだと思う。コロナでなかなかうまくいかないところもあるけど、歯を食いしばってでもアイデアを考えて。こういう状況だからこそ、ワクワクする部分を作っていくことが大事。こういう仕事している人は、どんな方法でも。歌でもいいですし、僕らの場合は会社というものでワクワクを。苦しいときにワクワクをたくさん提供できていたら、コロナが収束した後、もっと成長できていると思う。もっともっと楽しんでもらえるんじゃないかなと思います」

 ◆国分 太一(こくぶん・たいち)1974年9月2日、東京都生まれ。46歳。90年にTOKIO結成。94年9月「LOVE YOU ONLY」でCDデビュー。2004年にはKinKi Kids・堂本剛とユニット「トラジ・ハイジ」を結成。バラエティー、ドラマ、映画などで幅広く活躍。現在はフジ系「国分太一のお気楽さんぽ」(月~金曜・前11時25分)など8本のレギュラー番組を抱える。血液型O。

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