10歳で全日本選手権U18優勝・・・スノボ北山博仁26年冬季五輪目指すシズオカビト

ボードを手に笑顔の北山
ボードを手に笑顔の北山
華麗なジャンプをみせる北山(家族提供)
華麗なジャンプをみせる北山(家族提供)

 10歳の少年がまるで、鳥のようにゲレンデを飛ぶ。雪山の斜面でスピードに乗った北山博仁=ムラサキスポーツ東海=が、キッカーと呼ばれるジャンプ台を利用して高く空中に舞い上がる。「最初は怖かったけど、今は平気」。何度も高度な技を繰り出す。

 小学4年生だった今年3月。新潟で行われた全日本スノーボード選手権大会のスロープスタイルU18男子の部で初優勝を飾った。ジャンプ台やレールの上で技を繰り出し、完成度を競う。冬季五輪でも行われている種目だ。「将来は五輪でメダルを取りたい」。15歳で迎える2026年にミラノ、コルティナダンペッツォ(イタリア)で開催が予定されている冬の祭典を見据えている。

 スノボが趣味だった父・正樹さん(47)の影響で3歳の時に始めた。息子を遊び相手として付き合わせるつもりだった父親は、愛息の思わぬ才能に驚いた。「教えていないのに、難なく滑れたからびっくりでした」。園児のころには、すでに、レールにも乗れたという。

 冬は毎週、長野など雪を求めて車で練習場に向かう。夏場は、愛知・新城市にある人工芝のジャンプ台で練習したり、静岡市内にある「F2O(エフツーオー)パーク」へ週に数回通い、スケボーを取り入れながら技の習得に力を注いでいる。

 ウィンタースポーツに、あまりなじみのない静岡に生まれた将来有望なスノーボーダー。五輪のメダリストより前に今年の目標として「5年生のうちにプロスノーボーダーになりたい」と、話す。128センチ、28キロの小さい体には、大きな夢と野望が詰まっている。(塩沢 武士)

 ◆北山 博仁(きたやま・はくと)2010年12月3日、藤枝市生まれ、10歳。広幡小5年生。父の影響で3歳からスノボを始めた。小3から本格的に競技を開始。128センチ、28キロ。家族は両親と兄、弟。

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華麗なジャンプをみせる北山(家族提供)
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