サッカーのプロ選手として7か国でプレーし、4月にプロ引退を表明した元浦和MF赤星貴文(34)=藤枝東高出=が静岡県1部・岳南Fモスペリオで選手として復帰することが7日、発表された。社員として契約を結び、営業職で働きながらプレーすることになる。
先月にSNSで現役引退発表直後に地元の富士市と富士宮市を拠点にし、J参戦を目指す岳南Fモスペリオからオファーが届いた。「サッカーが好きで19年ぶりに帰ってきた地元にも恩返ししたい」と社員として契約を結んだ。営業は人生初だが「いろいろな方に関われるチャンス。楽しみ」と話した。
県1部リーグの開幕戦は16日の芙蓉クラブ戦(熱海姫の沢公園)。先週から練習に参加しており、「最低10得点取りたい」と意気込む。昨年は無所属ながらオランダに在住もコロナ禍のため満足な練習もできず、「まずは状態を戻したい」。8日に入団会見を行う。