橋本聖子会長、「ぼったくり男爵」バッハ会長への批判に反論「理解に苦しむ」…来日は見送りの方針

記者会見中にスタッフから耳打ちをされる東京五輪・パラリンピック組織委の橋本聖子会長(左)(代表撮影)
記者会見中にスタッフから耳打ちをされる東京五輪・パラリンピック組織委の橋本聖子会長(左)(代表撮影)

 17日からの日程で調整されていた国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長の来日が見送られる方針で7日、固まった。東京五輪組織委の橋本聖子会長(56)もこの日、都内の定例会見で緊急事態宣言の延長が見込まれる中での来日は「非常に厳しい」と見通しを明かしていた。橋本会長はまた、バッハ氏が米メディアに「ぼったくり男爵」などと痛烈批判されたのを受け、「理解に苦しむ」と擁護した。

 バッハ会長の来日は見送られることになった。17日からの広島県での聖火リレーに合わせて日程を調整。17日に広島市での式典に出席し、18日には東京で菅義偉首相と会談などを行う計画だった。だがコロナ収束の気配がなく、緊急事態宣言は6都府県に拡大され、今月末までの延長が決定。宣言中の来日は困難と判断されたもようだ。

 橋本会長は定例会見で来日に関し「正直申し上げて非常に厳しいのではないか。緊急事態宣言が延長になった場合、期間中にお越しいただくのはバッハ会長に大きな負担をおかけする」との見解を示していた。「来られる状況になれば歓迎したい」とは話すものの、これまでのバッハ氏の国民感情とかい離したような言動に、世論の風当たりは強い。来日強行は、機運醸成へかえって逆効果との見方が大会関係者からも出ていた。宣言が明ければ、6月以降で再調整される可能性がある。

 5日には、米有力紙ワシントン・ポスト(電子版)がバッハ氏を開催国を食い物にする「ぼったくり男爵」と命名し、大会中止を促す辛らつ極まりないコラムを掲載。橋本会長は「その表現は報道で知ったが、何を根拠にするのか理解に苦しむ」と眉をひそめた。

 フェンシングの金メダリストでもあるバッハ氏とはオリンピアン同士。「非常に言葉が強い方なので厳しい捉えられ方になっているのではないか。私自身は強いリーダーシップに同じオリンピアンとして敬意を表している。選手のために頑張っておられる」と擁護した。

 IOCは6日に、各国選手団に向けて米製薬大手ファイザー製のワクチンを無償提供すると発表した。橋本会長は「安心、安全な大会開催に一歩前進」と歓迎。しかし、選手、大会関係者が優先的に接種されるとの見方もあるため「違和感を感じる方がいるのは理解している」と言葉を選んだ。

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