東京都の小池百合子知事(68)は7日夜、新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言が今月末まで延長されることが決定したことを受けて臨時会見を開いた。
小池氏は今回の宣言延長について「東京の人流を徹底して抑え込むこと、何としてでも感染を終息させるための取り組みだ」と説明。「コロナとの戦いでカギを握っているのは若い皆さんです」と若い世代へ外出自粛への協力を求めた。
都では新規感染者のうち、30代以下の若い世代が半数以上を占める状況が続いている。小池氏は、都が渋谷や原宿などで若い世代へのアンケートを行ったところ、外出理由が「マスクをしているから大丈夫、他の人が外出しているこから大丈夫」との声が多かったことを報告し、「若者の皆さん、どうぞ今は外に出ないで頂きたい。『もっと強く言え』とアンケートで言われたので、強く言わせていただきます」と訴えた。
東京都は7日、新型コロナウイルスの感染者が新たに907人確認されたと発表した。1日当たりの新規感染者数が900人を超えるのは6日ぶり。重症者数が前日から3人減の69人だった。
都は宣言延長に伴い、独自策として百貨店やショッピングセンター、映画館などの大型施設に対して31日まで休業要請すると発表。酒類を提供する飲食店やカラオケ店への休業要請も継続する。