土俵上の応急処置講習会が実施 春日野警備本部長「力士が思いきって取れる状況にしていかないといけない」

春日野警備本部長
春日野警備本部長

 日本相撲協会は夏場所(東京・両国国技館)初日を2日後に控えた7日、「土俵上の応急対応処置講習会」を国技館の土俵周りで実施した。春日野警備本部長(元関脇・栃乃和歌)は講習会後に電話取材に応じた。

 参加者は審判、警備担当の親方、診療所の医師やその他スタッフで、講師としては特定非営利活動法人スポーツセーフティージャパンの佐保豊代表理事が招かれた。

 主に、医師などの専門家に患者を引き渡すまでの手順についてを勉強。実際に担架を使用するなど実技も交えた。講習会は約1時間に及び、同部長は「やはり安全、土俵の充実ということで、力士が思いきって取れる状況にしていかないといけない。不慮の事故が起きても、迅速に対応できるよう、こっちは進めていきましょうということ。1分でも早く専門家に判断してもらうべく、迅速な対応が必要なんだなというのがありましたよね」と、初動対応の重要性を改めて実感した。

 同講習会は、今年の初場所で幕下・湘南乃海(高田川)が脳しんとうの症状で立ち上がれなくなったことをきっかけに検討されていた。また、3月26日の春場所13日目の取組では、三段目力士の響龍さんが頭部付近を強打。救急搬送されて入院し、4月28日に急性呼吸不全のため28歳で死去した。現時点で負傷との因果関係は不明とされているが、緊急時における対応改善が求められている。

 今後継続的な応急対応処置講習会の開催については、「これをきっかけにね。今後、防火訓練だとかと救命訓練だとかやっている中に、組み込んでいかないととは思うけど。具体的にはない。結論はまだ」と説明した。

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