ヴォレアス、フルセット勝ちもセット率で及ばずV1昇格逃す クライン監督は続投

第3セットを落とし昇格が消滅、肩を落とすヴォレアス選手
第3セットを落とし昇格が消滅、肩を落とすヴォレアス選手
エド・クライン監督
エド・クライン監督

◆バレーボール ▽ V・チャレンジマッチ最終日 ヴォレアス北海道(V2)3(25―20、25―14、19―25、25―27、15―13)2大分三好(V1)(5日、三重県営サンアリーナ)

 第1戦でストレート負けしたV2・2位のヴォレアス北海道は、第2戦でV1・大分三好に3―2で雪辱したが、セット率で及ばず昇格を逃した。OH佐々木博秋(26)が、チーム最多22得点の活躍を見せた。試合後、池田憲士郎社長(34)は、エド・クライン監督(39)の来季続投を明言した。

 あと一歩で“ミラクル昇格”を逃した。第1戦でストレート負けし、逆転昇格へは、総得点11点差以上を付けて、ストレート勝ちしなければいけない厳しい条件で臨んだ第2戦。1、2セットを先取、合計16点差で第3セットに臨んだが、セットを奪い返され、昇格が消滅した。フルセットで勝利したエド・クライン監督は「もっと早く、昨日に対応できていれば、結果も違ったと思う」と悔やんだ。

 前日は不発だったサーブ&ブロックが序盤からさく裂。サーブで8得点(相手6得点)、ブロック決定も13本(同7本)と強みを出した。前日機能しなかったMB陣も田城貴之(29)が速攻で11得点、ブロック3本、サーブ1本を決め勝利に貢献した。

 参戦4季目のスピードV1昇格は逃したが、“北の躍進軍団”はアピールした。初年度から指揮する、データ重視と攻撃的プレーを求めるクライン監督の手腕が大きい。選手のコンディション維持と相手に対策を取りづらくさせるため、週末の連戦でメンバーをガラリと入れ替える新しい起用法も定着させた。池田社長は「クライン監督なしで、入れ替え戦出場はなかった。コロナ禍で昨年は中止、今回も延期となり選手のモチベーション、ピーキング調整が難しい中、自分たちのスタイルは示してくれた」と評価。来季に向けても「引き続き指揮を執り、来年こそ昇格を果たしてもらいたい」と続投を要請。OP古田史郎主将(33)も「今回の経験を生かし個人、チームともさらに進化し、来年こそ目標を達成したい」と前を向いた。(小林 聖孝)

 ◆エド・クライン 1981年9月22日、クロアチア生まれ。ザグレブ大卒。39歳。02年から地元チームコーチとなり指導者生活をスタート。09年にスロベニア男女代表コーチ、11~12年にクロアチア女子代表コーチ、17年に同男子代表コーチなどを務め、17年7月から現チーム監督に。

 ■奮闘21点の越川、去就明言せず

 〇…第1戦で13得点した元日本代表のOH越川優(36)は、この日もスパイク17、ブロック3、サーブ1の合計21得点の奮闘を見せた。試合後の会見で来季目標を質問されると「この2日間にかけてきたので、今は未定。1年後、どこで何をしているかは分からない。しっかり休んで考え、自分の人生にプラスになるような再スタートを切りたい」と去就に関しては明言しなかった。

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