マラソンテスト大会開催に疑問の声 関東からの観光客が時計台休館にいらだち 沿道に「五輪ムリ 現実見よ」のプラカードも

沿道には「五輪中止」のメッセージを掲げる人の姿もあった(代表撮影)
沿道には「五輪中止」のメッセージを掲げる人の姿もあった(代表撮影)

◆陸上 札幌マラソンフェスティバル・ハーフマラソン(5日、大通り公園西四丁目スタート、東京五輪マラソン中間地点ゴール)

 東京五輪のコースを使用してハーフマラソンを行い、女子は五輪マラソン代表の一山麻緒(23)=ワコール=が1時間8分28秒で優勝した。他の女子代表2選手や、男子同代表の服部勇馬(27)=トヨタ自動車=も出場した。(スタート時曇り、気温11度、湿度52%、北北東の風1・5メートル)

 北海道は5日、新型コロナウイルスの対策本部会議を開き、対象地域を札幌市とした「まん延防止等重点措置」の適用を国に要請する方針を正式決定した。鈴木直道知事は「医療崩壊を防ぐ必要がある重大な局面。国との協議を加速させなければならない」と話した。

 同日午前のテスト大会では沿道での観戦自粛を求めて、約770人のスタッフがコースを巡回。それでも観戦者が密になる部分もあり、「五輪ムリ 現実見よ」と書かれたプラカードを掲げる人の姿もあった。関東から観光で訪れた40代女性は名所・時計台の前で「何で時計台が休館され、マラソンの大会が行われるのか理解できない」と、いらだちを隠さなかった。一方、コロナ禍で大会の10キロの部に一般参加できなくなった札幌市の40代男性は「本番前に、やはり選手は走った方がいいと思う。致し方ない」と理解を示した。

 従来のロードレース競技はランナーの通過時間に合わせて車を止める「部分封鎖」が基本だが、五輪ではコースに関わる部分すべてを封鎖する「全体封鎖」が求められる。この日は札幌市の中心部が約4時間にわたって規制。森泰夫運営局次長は総括として「観客の方々は大変少なかったと思う」としつつ「部分的には多かったところもあるようなので今後報告をとりまとめたい」と話した。

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