五輪マラソンは世界新コース! 男子優勝者が断言 世界記録保持者・キプチョゲなら「自己新が出る」 札幌テスト大会で分かった攻略のポイント

「札幌チャレンジハーフマラソン」で、さっぽろテレビ塔を背にスタートする選手たち(代表撮影)
「札幌チャレンジハーフマラソン」で、さっぽろテレビ塔を背にスタートする選手たち(代表撮影)
道庁赤レンガ庁舎を背に走る10キロのランナー(代表撮影)
道庁赤レンガ庁舎を背に走る10キロのランナー(代表撮影)
札幌マラソンフェスティバル・ハーフマラコースコース
札幌マラソンフェスティバル・ハーフマラコースコース
女子&男子の主な成績
女子&男子の主な成績

◆陸上 札幌マラソンフェスティバル・ハーフマラソン(5日、大通り公園西四丁目スタート、東京五輪マラソン中間地点ゴール)

 東京五輪のコースを使用してハーフマラソンを行い、女子は五輪マラソン代表の一山麻緒(23)=ワコール=が1時間8分28秒で優勝した。他の女子代表2選手や、男子同代表の服部勇馬(27)=トヨタ自動車=も出場。車や軽いジョギングでの下見ではない、実際のレースでの“試走”から見えたのは、世界新すらちらつく超高速レースの可能性だった。(スタート時曇り、気温11度、湿度52%、北北東の風1・5メートル)

 北の大地で行われるマラソンは、速さと強さが求められる五輪最速レースになりそうだ。選手たちがポイントごとに手応えを明かした。

 【スタート~15キロ】札幌大通公園を2周して南下。7キロ過ぎに左折し、再び北上していくほぼ平たんな道のり。

 鈴木亜由子(29)=日本郵政グループ=「走らないと分からないアップダウンがありました。そこでリズムを作るのが重要

 【15キロ~中間点】北海道大の構内には7つの細かなカーブがある。木が生い茂っており、暑さは遮られるが、視界は狭くなるテクニカルな部分だ。

 前田穂南(24)=天満屋=「曲がり角が多く、道路の車線も広い。最短距離を走るなどの位置取りも重要」

 松田瑞生(25)=ダイハツ=「とにかくカーブが多い。私は苦手意識が強いので、そこをスムーズにこなせたら、もう少し滑らかなペースで走れると思う」

 【1周目終了】五輪本番のフルマラソンは、ほぼ今回のコースを約20キロ走った後、北半分をさらに2周する変則コースだ。

 【全体通して】高低差は43・6メートルだが、大きなアップダウンはない。この日は強い南風が吹いていたが、追い風に感じる場面の方が多かった。

 中村匠吾(28)=富士通=「欠場したが、下見と今日の記録を見て、本番も高速レースになると思う」

 服部「想定より1分速い記録で走れた。本番ももっと速い通過になると思うのでターゲットタイムを上方修正しないといけない」

 【記録】五輪記録は男子2時間6分32秒、女子2時間23分7秒。条件が整えば上回る可能性もある。

 ヒラリー・キプコエチ(ケニア、男子ハーフV)「(同じケニア勢で2時間1分39秒の世界記録をもつ)キプチョゲは五輪でもベストを尽くす。その時は自己新が出るのではないかと思う」

 今回は男子58人、女子11人の計69人で実施したが、本番は男女とも80人でのレースになる見込み。雪国特有のやや荒れた路面や給水での位置取りなど、大集団での対策も必要になりそうだ。世界新記録も視野に入る高速コースだが、8月の暑さやペースメーカー不在の勝負重視の展開となれば日本人選手も十分表彰台を狙うチャンスはありそうだ。(太田 涼)

「札幌チャレンジハーフマラソン」で、さっぽろテレビ塔を背にスタートする選手たち(代表撮影)
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