将棋名人戦は渡辺明名人が2勝1敗で白星先行 挑戦者・斎藤慎太郎八段に貫禄勝ち

初防衛に向けて白星を先行させた渡辺明名人(日本将棋連盟提供)
初防衛に向けて白星を先行させた渡辺明名人(日本将棋連盟提供)

 将棋の第79期名人戦七番勝負第3局が5日、名古屋市で前日から指し継がれ、後手の渡辺明名人(37)=棋王、王将=が94手で挑戦者の斎藤慎太郎八段(28)に勝ち、シリーズ成績2勝1敗と白星を先行させた。名人初防衛まで残り2勝となった。

 戦型は急戦矢倉。互角の形勢で2日目を迎えたが、矢倉での豊富な経験値を持つ渡辺名人は微差のリードを徐々に拡大させた。互いに玉形が薄い中で迎えた終盤では鮮やかな踏み込みを見せて勝ち切った。

 第1局は執念の粘りを見せた挑戦者が大逆転勝ちしたが、名人が第2、3局と第一人者の貫禄を見せて連勝した。居飛車の最新型における研究の深さを武器とする両者だけに、後手番での1勝は名人にとって大きな意味を持つ。

 局後の渡辺名人は「早い段階で前例が無くなっていたので、予定というより、その場で考えて指していました。(終盤の寄せは)本譜のように一本道になれば勝てるのでは、と思ったので踏み込んでいきました」と振り返った。次局に向け「間が空く(第4局は19日)ので、近くなったら作戦を練って臨みたいです」と抱負を述べた。

 斎藤八段は「玉が薄いので、攻め合うのではなく(激しい局面を)収めにいかないといけなかったかもしれません」と反省点を挙げながらも、巻き返しを期す第4局に向けて「前局、本局と中盤にミスが出ているので、改善できるようにしたいです」と前を向いていた。

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