【高校野球】雨中の延長サヨナラ勝ちで高岡商が4強入り…「熱笑」をテーマに逆転

泥まみれになりながらサヨナラ勝ちした高岡商ナイン
泥まみれになりながらサヨナラ勝ちした高岡商ナイン

◆春季高校野球富山県大会▽準々決勝 高岡商2―1富山工=延長10回=(5日、高岡西部)

 秋春連覇を目指す高岡商は延長10回の末、2―1で富山工に逆転サヨナラ勝ちを収め、4強入りを決めた。試合途中から雨が強くなり、マウンド以外は水たまり状態。攻撃では気迫のスライディングで全身泥まみれになりながらも、延長10回2死一、二塁では、4番・田嶋柊翔中堅手(しゅうと、3年)が左中間を破るサヨナラ打を放って試合を決めた。田嶋は「ここまで長い時間、雨の中で試合をしたのは初めて。自分で決めようという気持ちでした」と、2時間54分の激闘を振り返った。

 チームのテーマは「熱笑(あっしょう)」だ。昨秋の新チームスタート時に、全員でいろんな意見を出しあって決定。「チーム全員が熱い雰囲気でプレーし、笑って終わろう」という意味を込めた。この日は4回に先制されて嫌な雰囲気も漂ったが、ベンチからは「笑って、笑って。思い切りいこう」と何度もかけ声が飛んだ。「笑顔を浮かべると、気持ちが楽になるし、野球が楽しくなる」と田嶋。雨が強くなり、延長10回で打ち切りの可能性も高かったが、最後は笑顔でチャンスを引き寄せた。

 先発した138キロのエース右腕、川渕恒輝(3年)は5安打、10三振で完投。最悪のグラウンドコンディションの中、野手は無失策でエースを盛り立てた。金森希祐監督は「どんな天気でも予測し、準備しようと言ってきた。すごくいい経験になりました」と手応え。悪天候も吹き飛ばし、笑顔で県の頂点に駆け上がる。(中田 康博)

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