【高校野球】秋田中央、野呂田漸捕手&湊優成投手幼なじみバッテリーで初戦突破…監督に初勝利プレゼント

粘り強く抑え、笑顔でベンチに戻る秋田中央の湊(右)と野呂田
粘り強く抑え、笑顔でベンチに戻る秋田中央の湊(右)と野呂田

◆ 高校野球春季大会 ▽秋田・中央地区予選 1回戦 秋田中央9―7秋田商(4日・さきがけ八橋)

 1回戦2試合が行われ、秋田中央が9―7で秋田商を破り初戦突破した。19年夏に甲子園を経験した野呂田漸捕手(3年)と、湊優成投手(3年)の幼なじみバッテリーが勝利に貢献した。今春就任した勝田慎監督(47)に初勝利もプレゼントした。

 最後の打者を外角直球で三振に仕留めた秋田中央バッテリーが、笑顔で駆け寄ってグラブタッチした。湊の124球をリードした野呂田主将は、「四球も多かったけど要所要所でしっかりコースに投げ切った」とエースの粘投をねぎらった。3回に同点の中前適時打を放つなど、バットでも主将らしくチームを救った。

 甲子園を知る男が成長した姿を見せた。野呂田は19年夏、1年生ながら正捕手のマスクをかぶって甲子園に出場した。昨夏も扇の要を担ったが、秋田大会2回戦で秋田西に逆転負け。「7点差をひっくり返され、先を見すぎてはダメだと先輩方との試合で学んできた」。この日は失策も絡み、最大7点差のリードを8回までに3点差へ詰められるも、9回無死一、二塁でタイムをかけ、悪い流れを断ち切った。「ホームランで同点でもいい。思い切って一つずつアウトをとろう」と湊を励まし、続く打者3人を無安打に抑えて逆転を許さなかった。

 森岳小(秋田)からの幼なじみで山本中でもバッテリーを組んだ。昨秋の秋田県大会初戦敗退後、2人で制球力を磨いてきた。「内角に強く投げられず甘い球を打たれたので、内角にしっかり投げる目標を立ててやってきた」と湊。野呂田は今冬、高1冬に下手投げに転向した湊の球質を生かすため「図書館で野村克也さんの本などプロ野球選手の本をたくさん読んで配球の勉強をしました」。通学の電車内でも配球の話をしてきた。

 佐藤幸彦前監督からバトンを引き継いだ勝田監督は「(前回の甲子園は立命館宇治に0―1で敗れ)選手たちは甲子園で校歌を歌いたい気持ちを強く持っている」と話す。チームの目標は19年夏以来の甲子園出場だが、バッテリーに気負いはない。野呂田が「先を見ず、次勝つことだけに集中してやっていく」と言えば、湊も「次戦で無駄な四球を減らしていきたい」。幼なじみコンビはまずは今春を一戦必勝で戦っていく。

(小山内 彩希)

粘り強く抑え、笑顔でベンチに戻る秋田中央の湊(右)と野呂田
すべての写真を見る 1枚

野球

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請