【楽天】高卒6年目・村林一輝「長かった」90打席目でプロ初ホームラン

5回無死一塁、右越え2ラン本塁打を放った村林一輝
5回無死一塁、右越え2ラン本塁打を放った村林一輝

◆パ・リーグ ソフトバンク6―4楽天(4日・福岡ペイペイドーム)

 手には確かな感触が残った。村林が放った打球は高く舞い上がって右翼席最前列に飛び込んだ。1―6の5回無死一塁で笠谷の外角直球を仕留めた。「後ろにつなぐことだけを考えて必死に打った結果。でも素直にうれしい」とかみ締め、記念球は「大阪にいるお父さんとお母さんにあげたい」と孝行息子は頬を緩めた。

 15年ドラフト7位で入団し6年目。守備には定評があり、これまでも打撃が課題とされてきた。「(1本目を打つまでは)長かった」と本音を漏らしつつも、着実に力をつけてきた結果がプロ90打席目で結実した。チームが敗戦したため、笑顔は少なかった。23歳とまだ若手の位置だが、責任感の強さは人一倍。常に「チームの勝利に自分は何が貢献できるか」という一点だけを考えている。

 鈴木大、浅村、茂木、小深田と内野陣の層は厚いが、石井監督は「今はスタメンで出ている人との差をなるべくくっつかせたいので、そういう意味では村林もアピールしてくれた」と評価。若手が着実に成長している姿を見て目尻も下がった。

 「守備で出る機会も多いですけど、全然満足はしていない。レギュラーを取るためにやっている。少ないチャンスで自分が打つことでいいアピールができたら」と村林。初アーチの余韻に浸ることなく視線は先へと向かっていた。(長井 毅)

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5回無死一塁、右越え2ラン本塁打を放った村林一輝
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