札幌FWガブリエル、5日のルヴァン杯で初のメンバー入り「チームが勝つことが第一」

ボールキープする札幌FWガブリエル
ボールキープする札幌FWガブリエル

 J1北海道コンサドーレ札幌に新加入したFWガブリエル(25)が、ベールを脱ぐ。札幌は5日、ルヴァン杯のホーム・鳥栖戦に臨む。勝てば1次リーグ突破が決まる一戦に、ガブリエルが初めてメンバー入りすることが4日、決まった。精度の高い左足と身長188センチの高さが武器のストライカーが、元ナイジェリア代表の能力を発揮し、3年連続プレーオフステージ進出に貢献する。

 チーム合流から10日、ガブリエルにJデビューのチャンスが訪れた。鳥栖戦を翌日に控えた4日、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督(63)が「メンバーに入れて、試合展開や時間帯によっての起用を考えている」と明言し、決まったベンチ入り。ガブリエルは「夢だった日本でのデビューが目の前に来ている。早く試合に出たいし、楽しみにしている」と目を輝かせた。

 初来日後、新型コロナによる2週間の隔離期間を経て、4月26日に初めて練習に加わった。当初「45~50%」と評していた数字は「75~80%に上がっている」。4日のシュート練習では利き足の左で狙いすまし、ゴール右上に強く速い弾道をたたき込んだ。「インパクトを与えられる自信はある」。言い切った言葉を体現できる準備はできた。

 鳥栖戦では途中出場から最前線に入ることが濃厚。ペトロヴィッチ監督が推す、前線からプレスをかけ、2シャドーとの連係が肝となるシステムの経験は、過去ない。それでもガブリエルは「完璧にこなすまでには時間がかかるが、周囲のサポートもあって慣れてきている」と不安視していない。「日本で活躍するために来日前も頑張ってきた。全力を出してポジティブなことを起こしたい」。強い決意は結果につなげる。

 勝てば3年連続の1次リーグ突破が決まる一戦。「大事な試合」と重要性を理解するガブリエルは、こう続けた。「ゴールを決められればうれしいが、それが目標じゃない。チームが勝つことが第一」。献身性も持ち合わせた男が、死力を尽くし、吉報をつかむ。(砂田 秀人)

 ◆ガブリエル 本名オケチュク・ガブリエル。1995年8月26日生まれ、ナイジェリア・アブジャ市出身。14年にマルタ1部のセント・ジョージでプロデビュー。カルパティ・リヴィウ(ウクライナ)、モハメディア(モロッコ)を経て、昨季はモロッコ1部のウィダード・カサブランカに所属。今年、札幌に完全移籍で加入。18年にナイジェリア代表に初招集され通算4試合出場2得点。188センチ、72キロ。左利き。背番号26。

ボールを追う札幌MF田中宏武(右から2人目)
ボールを追う札幌MF田中宏武(右から2人目)

 〇…来季加入が内定している立正大MF田中宏武(ひろむ、22)が、デビュー戦の雪辱を狙う。プロ初陣となった4月20日のルヴァン杯・鹿島戦は先発するも45分で交代。「もっとやれたと思うが、こわばってしまったというか。悔しい思いがあった」と不完全燃焼に終わった。同戦後は「大学でやれることを当たり前にしないと上では通用しない」と、意識を高くして取り組んできた。自身初の札幌ドームでの戦いへ「他のスタジアムと違う独特の雰囲気があるので。楽しみ」と思いをはせた。

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ボールを追う札幌MF田中宏武(右から2人目)
札幌スタメン
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