【高校野球】日本航空石川2年生・内藤鵬が豪快場外弾…高校通算18本目「60本目指したい」

7回に場外2ランを放って笑顔を見せる内藤
7回に場外2ランを放って笑顔を見せる内藤

◆春季高校野球石川県大会 ▽準決勝 日本航空石川6―2星稜(4日、石川県立)

 準決勝2試合が行われ、日本航空石川が6―2で昨秋優勝の星稜に逆転勝利を収めた。2点を先制されたが、その後は持ち前の強力打線が爆発。絶好調の4番・内藤鵬(ほう)三塁手(2年)が、高校通算18本となる左越え場外2ランを放つと、エース左腕、戎大智(えびす・だいち、3年)も9回途中まで4安打、2失点に抑えた。

 驚きの場外弾で勝利を呼び込んだ。4―2の7回1死一塁で4番・内藤は甘く入ってきたスライダーをフルスイング。「打った瞬間、入ったと思った。試合の流れが良かったので、当てにいくのではなく、とにかくフルスイングしようと思いました」。一塁の手前で右手を高く上げてホームランと確信。ボールは高い放物線を描きながら、場外にそびえる約10メートルの樹木を超えそうな勢いで消えていった。

 打撃開眼した。180センチ、100キロの体格を生かし、豪快なスイングを披露。4月24日の2回戦(金沢錦丘)では2打席連続の左越え場外2ランを放つと、1日の3回戦(野々市明倫)では左越え本塁打。この日は5回2死三塁で、人生初の申告敬遠となったが「試合は自分だけではないし、次の打者を信じていた。打ちたい気持ちは抑えて、ランナーで出塁してからは応援する気持ちでいました」。動揺する事もなく、平常心で結果を出して見せた。

 今冬は課題だった下半身を徹底強化した。ほぼ毎日、ウェートトレーニングを続け、スクワットでは最大160キロを持ち上げて足腰を鍛え上げた。打撃練習では100回連続の早打ちに取り組み、1日1000回以上の振り込みを継続。スイングスピードは昨年より5キロアップし、プロ顔負けの155キロに到達した。「(スイングが速くなると)ボールを長く見られるので、バットで捉える確率が上がりました。目標は160キロです」と手応えをつかむ。

 すでに3個のホームランボールは親にプレゼント。「家を出て寮に入って、頑張っているよという思いがある。高校通算60本塁打を目指したい」と内藤。パワー満点の孝行息子が、豪快アーチを量産する。(中田 康博)

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