前田健太、修正の成果を示し今季2勝目…5回1/3を無失点8Kの快投

ツインズの前田健太投手(ロイター)
ツインズの前田健太投手(ロイター)

◆米大リーグ ツインズ6―5レンジャーズ(3日・ミネアポリス=ターゲット・フィールド)

 ツインズの前田健太投手(33)が3日(日本時間4日)、本拠地でのレンジャーズ戦に先発、5回1/3を投げ、2安打無失点で今季2勝目(2敗)を挙げた。2与四球8奪三振で防御率は5・34。前田はスライダーに切れが復活、直球の球威もあり、今季最多の8三振を奪った。

 修正の成果を証明し、前田が4試合ぶりの白星をもぎとった。「やってきたことが結果につながったのは大きい。いい感覚で投げることが出来たし、無失点で抑えられたのは良かった」

 外野フライは1本だけ。7つのゴロアウトと今季最多の8奪三振で相手打線を封じ込めた。許した2安打はともに四球が絡んで2回と3回に、ともに2死二、三塁のピンチを招くが、いずれも92マイル(約148キロ)の高めの直球で空振り三振を奪い、「何とか粘ろうと気持ちを入れて投げることができた」と胸を張った。

 打者8人にフルカウントに粘られ、5回終了時で今季最多球数となっていたが、6回もマウンドに戻り、2球で先頭打者を打ち取って降板。8071人のファンにスタンディングオベーションで迎えられた。

 攻めの投球が蘇った。最近2試合で6被弾。「スライダーが思っていたより曲がらないまま、真ん中に集まって、それを強く打たれるのが多かった。しっかり曲がってくれれば、強い打球を打たれることはない。おのずと打球は弱くなる。その辺りを修正した」。

 3つの修正がこの日の投球の鍵となった。

 (1)フォームを修正し、スライダーの曲がり幅を安定させた。

 (2)スプリットの使い所も修正。「勇気を持って、悪いカウントからでも投げるようにしないといけない。去年はそれで打ち取ることができていた」。

 (3)精神面。「去年(60試合制度)は投げても10試合と飛ばしていった。今年は長い1年で先を見過ぎていた。1試合に対する力の入れ方をもっと出してもいいんじゃないかと」。

 心技体で原点回帰を心掛けた気迫の94球だった。「必ずいい方向に向かうと思う。勝てば乗っていける。このままいい状態で5月を過ごしていきたい」。月も変わって、ここから一気にギアを上げていく。 

  (一村 順子)

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