【高校野球】掛川西が6回に無安打4得点で逆転 11年ぶり東海切符

3回1/3を無失点に抑えた掛川西・沢山
3回1/3を無失点に抑えた掛川西・沢山

◆高校野球春季静岡大会▽準決勝 掛川西5-4静岡(3日・草薙球場)

 準決勝が行われ、掛川西(西部1位)は静岡(中部1位)に5―4。相手のミスにつけ込んでV候補対決を制し、12年ぶりの決勝進出を決めた。決勝は5日、掛川西と藤枝明誠(中部3位)が対戦する。両校は東海大会(20日開幕・三重)に出場する。

 まさに「勝ちに不思議の勝ちあり」な一戦となった。掛川西は4回、相手の適時失策で先制。6回、失策をきっかけに一時逆転を許したが、その裏、5四球2暴投1失策をからめ、無安打で4得点を挙げてひっくり返した。大石卓哉監督(41)は「運もあるのかな」と12年ぶりの決勝進出を控えめに喜んだ。

 2枚看板が踏ん張った。先発の榊原遼太郎(3年)は力強い直球を軸に6回2死までノーヒット。自らの悪送球で走者を出した後、3ランを浴びるなどして4失点したが自責は0だった。「エラーは出るもの。力不足です」と反省が口を突いたが、自己最速を3キロ更新する144キロをマークした。6回2死でリリーフしたエース・沢山優介(3年)は3回1/3を2安打無失点。「自分が流れを作らないといけない」と最速142キロの直球を生かして4三振を奪い、最少リードを守り抜いた。

 東海大会は2位校の不祥事で繰り上げ出場した10年以来、11年ぶりとなる。この日、放った安打は単打3本だけで、失策も3つ記録。指揮官は「ミスが多すぎ。基本を見直さないと」と奮起を促した。決勝は昨秋県2回戦で惜敗(4●5)した明誠と再戦。沢山は「借りを返す」とつぶやいた。(武藤 瑞基)

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