大谷翔平「グゥアーッ」150キロ右肘死球からの二盗!三盗! 日米初の1試合2盗塁

大谷翔平(ロイター)
大谷翔平(ロイター)
直球が右肘付近を直撃した大谷翔平(ロイター)
直球が右肘付近を直撃した大谷翔平(ロイター)

◆米大リーグ マリナーズ2―0エンゼルス(2日・シアトル=T―モバイル・パーク)

 エンゼルスの大谷翔平投手(26)が2日(日本時間3日)、敵地でのマリナーズ戦に「2番・DH」で出場。初回に右肘に死球を受けてその場にうずくまり周囲をヒヤリとさせたが、直後に二盗、三盗に成功。日米通じて自身初の1試合2盗塁を決めた。得点や勝利にはつながらず打っては3打数無安打だったが、足で“雪辱”してジョー・マドン監督(67)を喜ばせた。

 「グゥアーッ」。大谷の叫び声が試合開始から間もない球場に響いた。初回1死で迎えた第1打席。マリナーズ先発左腕のJ・シェフィールドが投げた93・4マイル(約150キロ)の直球が右肘付近を直撃した。肘当ては装着していたが、痛みと衝撃で顔をしかめ、20秒以上うずくまった。トレーナーのチェックを受けてから一塁に向かうと、静まりかえっていた客席から拍手が起こった。

 今季は登板前日の打者出場も続ける中、投手として大切な右肘への死球も想定内だった。痛みはあっても、先の塁を積極的に目指すのが走者の役目。3番トラウトの初球、すかさず二塁を陥れると、4番レンドンの打席では三盗。日米通じて自身初の1試合複数盗塁に成功し、マドン監督は「死球後の彼のリベンジ(2盗塁)は傑作だったね」と大谷流の報復を見届けて、笑みを浮かべた。

 得点、勝利はならなかったが6盗塁でア・リーグで堂々の3位タイにつけた。MLBでデータ解析に携わるデービッド・アドラー氏は、ツイッターで二盗、三盗の秒速がそれぞれ28・3フィート(約8・6メートル)、29・2フィート(約8・9メートル)でMLB選手の平均秒速が27フィート(約8・2メートル)と公表。球団発表では8本塁打&6盗塁&3先発登板以上をクリアしたのは1918、19年のベーブ・ルースと、2018年と今季の大谷だけ。走っても飛び抜けた存在であることを改めて証明した。

 マドン監督からは「彼が行きたいなら行けばいい。走塁は彼の才能の1つであり、制限したくない。状況判断さえできるなら、自由に走っていいと思っている」と盗塁の判断を一任されている。2試合連続無安打だったが、その2戦で合計3盗塁。豪快な打撃、攻略困難な投球に加えて、類いまれな俊足でも敵に恐怖を与える。

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