十両2枚目・宇良3年半ぶり再入幕へ断捨離「すっきりして居心地もいい」衣類はTシャツ5枚だけ 

再入幕を目指す夏場所に向け稽古に励む宇良(協会提供)
再入幕を目指す夏場所に向け稽古に励む宇良(協会提供)

 大相撲の元幕内で西十両2枚目の宇良(28)=木瀬=が3日、都内の部屋での稽古後に電話取材に応じた。2度の右膝手術を乗り越えて序二段から復活途上の人気業師は、昨春から持ち物を必要最小限にする“ミニマリスト生活”で集中力高め、相撲にも好影響だという。雑念を払い、夏場所(9日初日、東京・両国国技館)の活躍で、2017年九州場所以来、約3年半ぶりの再入幕を目指す。

 心身共に生まれ変わった宇良が、約3年半ぶりの再入幕に挑む。自己最高位は前頭4枚目(17年名古屋)ながら、2度の右膝大けがと手術で一度は序二段まで転落。19年九州場所で土俵復帰後、所要8場所で十両上位まで戻ってきた。身長176センチと力士としては小柄ながらも、機敏な動きで土俵を沸かせる人気業師。9日初日の夏場所が迫り、「チャンスがあるならつかめるように。確実に、体は昔より強くなっている」と確かな自信をのぞかせた。

 物を捨て、心を整える―。昨年4月頃から、必要最小限の持ち物で生活するミニマリストを志した。私物などを部屋にため込む性格だったが、読書から断捨離の方法を習得。本も電子書籍に変える徹底ぶりで、衣類も上着はTシャツ5枚に厳選した。「決断力が上がる。自分が日常において何をするべきか明確になってくる。すっきりして居心地もいい」と相撲に集中できる環境を手にした。

 先場所は左足負傷で1日休場したが10勝。現在は部屋の関取衆と相撲を取る稽古を順調に行っているという。夏場所は緊急事態宣言下で、3日目までは無観客開催となる。「日本が落ち込んでいる状態だけど、自分は元気に相撲を取るしかないので。元気づけられるような相撲を取りたい」。約3年半ぶりの幕内へ15日間の白星だけは思う存分、積み重ねる。(大谷 翔太)

◆宇良の苦闘めも

 ▼17年名古屋場所(東前頭4枚目) 横綱・日馬富士をとったりで破って初金星

 ▼同年九州場所後 右膝前十字じん帯損傷などで手術

 ▼18年秋場所(東三段目91枚目) 6場所連続休場から復帰

 ▼19年初場所(西幕下23枚目) 古傷の右膝前十字じん帯を断裂。場所後に同箇所を再手術

 ▼同年九州場所(西序二段106枚目) 5場所連続休場から復帰

 ▼20年11月場所(東十両13枚目) 十両では27年ぶりの大技「居反り」を決める

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