【高校野球】浦和学院 執念のサヨナラ勝ちで3年ぶり20度目の関東大会へ

延長10回、サヨナラ勝ちして喜ぶ浦和学院の選手
延長10回、サヨナラ勝ちして喜ぶ浦和学院の選手

◆高校野球春季大会 ▽埼玉準決勝 浦和学院10×―9昌平=延長10回(3日・大宮公園)

 苦しみ抜いた末の劇的なサヨナラ勝ちに、森士(おさむ)監督の顔がほころんだ。

 「まぐれですね。30年監督をやっていていますが、なかなかできないゲームでした。選手に感謝します」

 初回、先発したプロ注目の右腕・三奈木亜星(3年)が6点を失う予想外のスタート。小刻みに点を返して6回に追いついた直後の7回、この回から登板したエース左腕の宮城誇南(2年)が川田悠貴(3年)に左越え3ランを被弾した。再び追う展開となった9回、今大会初出場の代打・高山維月(2年)の2点適時打、松嶋晃希(3年)の適時二塁打で追いつくと、10回1死満塁で吉田匠吾(3年)が右前に落として激戦にケリをつけた。

 「焦りはありませんでした。リラックスして打席に入れました」と吉田匠は喜びを口にした。守りでも遊撃からマウンドへ走り、5回からの2イニング、10回の1イニングを無失点に抑えて流れを引き寄せた。「テンポよく投げられました。落ち着いてプレーできたのがよかったです」と笑みを浮かべた。

 ベンチ入り20人中17人を起用する総力戦を制しての決勝進出。森監督は「粘り勝ち」と選手をたたえた。今春はコロナ禍で部内にクラスターが発生。約6週間練習できない期間があったが、地力をみせて3年ぶりの関東大会出場を決めた。「関東に出させてもらうのは大きな収穫。このごほうびを夏につなげられるようにしたい」と表情を引き締めた。

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