西川貴教「稲妻でイナズマフェス中止」をいじっていただき成長…ソロ活動25周年インタビュー<下>

滋賀県の星として、T.M.Revolution25周年に故郷を盛り上げる西川貴教(カメラ・矢口 亨)
滋賀県の星として、T.M.Revolution25周年に故郷を盛り上げる西川貴教(カメラ・矢口 亨)

 歌手で俳優の西川貴教(50)は今月、T.M.Revolution(TMR)としてソロ活動を開始してから25年を迎える。舞台や映画でもマルチな才能を発揮しつつ、四半世紀の活動で高まったのは「故郷への思い」。13日から滋賀県内だけを回る異例のツアー「T.M.R. LIVE REVOLUTION ’21―VOTE―」で節目の年をスタートさせる西川に覚悟を聞いた。(田中 雄己)

 <上>から続く

 09年。「最大のターニングポイント」という自身主催の「イナズマロックフェス」を草津市烏丸半島でスタートさせた。16年には落雷に見舞われ、「稲妻でイナズマフェスが一部中止」と話題に。「たくさんメディアにいじっていただき、有名にもなって(笑い)」と西日本最大級の野外音楽イベントに成長し、毎年開催を続けている(20年はオンライン)。「日本では社会貢献はすごい難しくて。生活の保障がされた上で自己実現やチャリティーを目指していくと、『結局、お金にしようとしてるんちゃう?』とかなっちゃうでしょ(笑い)」と照れるが、収益の一部は琵琶湖の環境保全などに寄付している。

 ソロ25周年は「いつかやりたい」と思い続けた故郷ツアーで幕を開ける。13日の滋賀県立芸術劇場びわ湖ホールから11会場25公演。TMR名義の単独ライブは、17年5月以来4年ぶりとなる。「自分にとって、音楽や演技、エンターテインメントと同じくらい『地方創生』は大きなものになっていて。遠回りはしましたけど、なるべくして今の状態がある気がする」

 デビュー当時、街を歩くと「TMさん」と呼びかけられることがほとんどだったが、歌手以外での活動が増えた今は「西川さん」と呼ばれることが多いという。「西川さんと認識してもらえるようになったことはありがたいですけど、今があるのはTMRというきっかけを与えてもらったから。支えてくれたファンにはしっかりとお礼をしたい。最近は活動が多岐にわたって、『もうTMやらないんじゃないの』という雰囲気もありましたけど、決してそんなことはなくてね。『あの店のあれが食べたい』『そうそう、この味』と、そんな老舗の安定感というものをお届けできればと思っています」。ユーモアたっぷりの表現で、アーティストとしての矜持(きょうじ)を示してみせた。

 ◆西川 貴教(にしかわ・たかのり)1970年9月19日、滋賀県生まれ。50歳。96年5月に「T.M.Revolution」として「独裁―monopolize―」でソロ歌手デビュー。代表曲に「HIGH PRESSURE」「HOT LIMIT」など。NHK紅白歌合戦に5度出場。俳優としても19年後期のNHK連続テレビ小説「スカーレット」などに出演。滋賀県から「滋賀ふるさと観光大使」に任命され、県内初の大型野外ロックフェス「イナズマロックフェス」を主催している。

滋賀県の星として、T.M.Revolution25周年に故郷を盛り上げる西川貴教(カメラ・矢口 亨)
すべての写真を見る 1枚

芸能

宝塚歌劇特集
NEWS読売・報知 モバイルGIANTS 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請