【大学野球】 早大・徳山が劇的な変身を遂げ完封勝利 「技術より気持ちで投げた」

力投する早大先発の徳山壮磨
力投する早大先発の徳山壮磨

◆東京六大学野球春季リーグ戦第4週第1日▽早大2―0法大(1日・神宮)

 早大の徳山壮磨投手(4年=大阪桐蔭)が、昨年8月に行われた春季リーグの立大戦以来、通算3度目の完封勝利を収めた。

 劇的な変身だった。エースナンバーの「11」を背にマウンドに立つ今春は、この試合まで3試合に登板して防御率7・36と、全く自分の投球ができていなかった。それでもこの日は、直球、変化球を低めに集めて被安打4。前週の立大1回戦は3イニングで4四死球と乱れた制球も安定し、わずか2四球しか与えなかった。

 「自分が描く投球が出来ず迷いがあったが、今日は技術より気持ちで投げました。迷惑をかけたぶん、何が何でも勝ちに導きたかった」と徳山。この試合に向けては、投げる際の上半身と下半身のバランスをチェックし「シュート回転や抜け球がないように」調整してきたという。

 小宮山悟監督(55)は「もともと完成したものを持っている投手だが、それを忘れてもがいている状況だった。立大戦では高い授業料を払ったが、初回を見て、ある程度いけると判断できた」とホッとした表情で話した。

 9回2死から最後のアウトを取ると、右手で力強くガッツポーズを作った徳山。気迫を前面に出して118球を投げ切った。「皆は自分が投げる姿を見ているので、気持ちを強く持って、チームにいい流れを持ってくることを考えていました」。新エースが“壁”を乗り越えてつかんだ勝利は、今後の早大の戦いに無形の力をもたらしそうだ。

力投する早大先発の徳山壮磨
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