【大学野球】 東洋大・細野がまさかの1回途中KO 「絶対に攻略する…」国学院大が気迫の攻撃

1回途中で降板を告げられ、マウンドに立ち尽くす東洋大の先発・細野
1回途中で降板を告げられ、マウンドに立ち尽くす東洋大の先発・細野

◆東都大学野球春季リーグ戦第5週第2日▽国学院大8―7東洋大(9月30日・神宮)

 信じられない光景だった。21日の中大2回戦を被安打3、奪三振14で完封した東洋大の細野晴希投手(2年=東亜学園)が、制球に苦しみ1回途中でマウンドを降りた。

 四球と味方の失策で1死二、三塁のピンチを招くと、4番・瀬戸成一郎左翼手(4年=鳥取城北)の打席の間に暴投があり1点を献上。瀬戸にも四球を与え、一、三塁の場面で5番・福永奨捕手(4年=横浜)に左中間への2点二塁打を浴びた。その後1点を追加され、なお2死満塁の場面で2者連続押し出しの四球を出したところで、杉本泰彦監督(61)が交代を告げた。

 打者11人に対し、被安打3、与四球5。自責点は2だったが、失点は7を数えた。「やはり、安定性というところで…。ストライクが入らないというのは想像できなかった。これをひとつの経験として、リカバリーしてもらいたい」と杉本監督は渋い表情で振り返った。

 一方の国学院大・鳥山泰孝監督(45)は、してやったりの表情を見せた。「立ち上がりを攻めるイメージだったが、それ以上の攻撃ができた」。9月26日の東洋大との1回戦を勝利した後、「この難敵(細野)との戦いに全てがかかっています」と闘志をみなぎらせていた指揮官は、選手に対し「絶対に攻略するんだ、という強い気持ちを持て。気持ちで必ず上回れ」と何度も繰り返してきたという。初回の攻撃では、監督自身が両手を上げてガッツポーズをするシーンも見られた。気迫を前面に出し、チーム全体で細野に襲いかかった。

 国学院大の7点リードで進んだ試合は、8回表に東洋大が7―7の同点に追いついたが、裏の国学院大の攻撃の2死三塁から福永が左前にタイムリーを放ち、乱戦にピリオドが打たれた。先週まで、ともに4勝2敗だった国学院大と東洋大のサバイバルをかけた戦いは、国学院大が連勝し6勝2敗に。次週の立正大戦のあと、最終週に首位・中大(8勝2敗)との決戦を控える国学院大にとって、大きな弾みがつく一勝となった。

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