【大学野球】北海学園大30年ぶり春Vへ 俊足・鈴木大和が導く・・・札幌六大学リーグ1日開幕

力強くベースを蹴り二塁を回る北海学園大・鈴木
力強くベースを蹴り二塁を回る北海学園大・鈴木

 札幌六大学野球春季リーグ戦が5月1日、札幌円山で開幕する。春30年ぶりの優勝を目指す北海学園大は北海高で16年夏の甲子園準Vメンバー鈴木大和中堅手(4年)がラストイヤーを迎える。プロも注目する俊足が武器のヤマトが全国に向かって発進する。

 昨秋は1勝差で2位と悔しい思いをした。新入生60人が加わり選手、マネジャー含め110人を超える大所帯を率いる主将は「人数が増えて勢いもある。壁を越えたい」と闘志を燃やした。

 自慢の足で勝利をもぎ取る。中学からの武器は50メートル5秒8。内野安打や盗塁、中堅を守る守備では広い範囲で生きる。島崎圭介監督(49)が「自分が見てきた選手で最も速い」と言うほどで、NPBスカウトも視察に訪れて注目。オフはチームでウェートやサーキットメニューに取り組み、体重は3キロ増の74キロだが速さは変わらずスタミナを強化してきた。

 満足せずに成長してきた。北海高2年時、夏の甲子園では「9番・中堅」として全5戦スタメン出場で準Vに貢献。決勝は4万4000人の大観衆の前で2安打を放ち「今はどんな場面でも緊張しない」。自信を得た一方で卒業時に北海高・平川敦監督(50)から伝えられたのは「人生のピークにならないように」。この言葉を胸に、大学では得意のセーフティーバントだけではなくシュアな打撃も磨き、上のステージも狙っている。

 昨年は中止となった全日本選手権(6月7日開幕・神宮ほか)の切符がかかる。自身は小、中、高校と全国大会に出場してるだけに「大学でも出たい」。プロのスカウトが集結する全国でプレーすればアピールの場にもなる。「結果を残して目の前の試合に勝ちたい」。大舞台を経験してきた主将が全力でリードしていく(西塚祐司)

 ◆鈴木 大和(すずき・やまと)1999年4月27日、北広島市生まれ。22歳。小学2年で野球を始めた北広島イーストグローリーで全日本学童マクドナルド・トーナメント、中学時代は札幌豊平ボーイズでジャイアンツカップとそれぞれ全国大会に出場。北海高では2、3年で夏の甲子園に出場。甲子園通算23打数9安打。右投げ右打ち。趣味はボウリングでベストスコアは267。家族は両親と兄。173センチ。O型。

 〇…北海学園大OBの島崎監督は初めての春季リーグ戦に挑む。19年秋に就任。昨春はコロナのため中止、初陣の昨秋は2位とあと一歩だった。過去2番目の部員数に「競い合って高めている」。週2回は紅白戦を行い、頭角を現す1年生は主力組に入った。昨秋4勝を挙げた右腕・稲原周作(4年)=旭川実高=ら投手陣は経験豊富。「昨年はどうやったら上位に行けるか選手は感じたと思う。成長を見せたい」と意気込んだ。

力強くベースを蹴り二塁を回る北海学園大・鈴木
すべての写真を見る 1枚

野球

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請