大相撲 土俵上の緊急事態に備え講習会実施 「一早く対処できるように体制を整える」と芝田山広報部長

 
 

 日本相撲協会は30日、夏場所(5月9日初日、東京・両国国技館)前の5月7日に「土俵上の応急対応処置講習会」を開催することを発表した。電話取材に応じた芝田山広報部長(元横綱・大乃国)によれば、同講習会の実施は、初場所10日目の取組で幕下・湘南乃海(高田川)が脳しんとうの症状を見せ立ち上がれなくなった一番をきっかけに、検討されていたという。

 芝田山部長によると「いろいろな専門家の先生、詳しい人にレクチャーしてもらって、来週やると決まってはいた」。29日には、春場所の取組で土俵に頭部付近を打ちつけ、土俵上で動けなくなるアクシデントに見舞われた三段目力士の響龍さんの死去が発表された。取組での事故と死因の因果関係は不明で、今回の講習会も事前に決まっていたが、緊急事態における迅速な対応が問題視されていた。

 講習には協会の審判員、警備担当の親方、医師、その他スタッフが参加する。外部講師を呼び「詳細は、その時に立ち会う先生からのレクチャーを受けると言うこと。一早く対処できるように体制を整える」と同部長。特に響龍さんの例は首付近を負傷するという対応の難しさもあったが「動かしていいか悪いかもある。それも一早く俊敏に、対処するため」と説明した。

 協会は、協会員を対象とした救命処置、AED講習も定期的に行っている。今回は土俵上、土俵周りでのアクシデントに対応するための講習といい「土俵上で意識を失った、倒れて起き上がってこれないとか。今までも脳しんとうを起こしたり、張り手一発で倒れて意識もうろうとして土俵を下りていく人もいた。倒れ込んだ時どうするか、いろんなケースがある。迅速に対応するため、今回の講習になった」と芝田山部長は話した。

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