【高校野球】福島商・小室汰雅が変化球を狙い打ちV打

スポーツ報知
5回に先制の二塁打を放った福島商の小室

◇高校野球春季大会  福島・県北部支部予選▽2回戦 福島商5-2橘(28日・信夫ヶ丘球場)

 福島の県北支部2回戦では、福島商が橘に5―2で勝利した。1番の小室汰雅外野手(3年)が先制打を含む2安打2打点の活躍で打線をけん引した。

 小室の強い心が福島商に勝利を呼び込んだ。0―0の5回無死二塁、「自分が変化球を打って(走者を)返す」と外角低めの変化球に食らいついた。左翼手右への打球を50メートル5秒97の足で先制の二塁打とした。6回にも中前打で追加点を挙げ、最終回には中飛をガッチリつかんで試合を締めくくった。

 福島商は4回まで相手投手の変化球に苦戦し無安打に抑えられていた。「真っすぐではなく変化球を打つことで相手のリズムを崩し、チームに流れを持ってきたかった」と小室は狙い打ちだったことを明かした。中学の福島シニア時代は好機でもバットが出ず、「周りには、心臓に毛を生やせと言われていた」。心の成長を実感した一打だった。

 冬期間の筋トレと打撃練習を自信に変えて打席に立った。今冬、チームには野球部保護者会からスローボールのみ放る新打撃マシンが寄贈された。「ボールを引き付けて打つ意識で練習してきたが、変化球も同じように打った」と小室。指立て伏せ毎日100回も全体練習で経験し、「あれも気持ちの強さにつながったかな」と振り返った。次戦は5月2日に夏14連覇中の聖光学院との対決だが、「誰にも負けない気持ちで打席に立つ」と一層闘志を燃やしていた。(小山内彩希)

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