箱根駅伝初出場を目指す駿河台大の30歳ランナー今井隆生が関東インカレのハーフマラソン出場

スポーツ報知
今井隆生

 平成国際大長距離競技会が29日、埼玉・鴻巣市立陸上競技場で行われ、男子1万メートルで、箱根駅伝初出場を目指す駿河台大の30歳学生ランナー今井隆生(4年)は30分34秒79で13着だった。25日の日体大長距離競技会5000メートルで自己ベストを1秒31更新する14分21秒45をマーク。中3日で臨んだ1万メートルでも29分26秒99の自己ベストを目指し、序盤、積極的に先頭集団でレースを進めたが、中盤以降に失速。「悔しい結果です。まだまだ、力が足りません」と険しい表情で話した。

 昨年3月まで埼玉・飯能市内の中学校で体育教師を務めていた今井は「もっと生徒に寄り添える先生になるため」に教員の自己啓発等休業の制度を利用し、昨年4月に駿河台大3年生に編入。心理学を学ぶと同時に、高校時代からの夢だった箱根駅伝出場にチャレンジしている。しかし、昨年10月、ハーフマラソンの上位10人の合計タイムで争う予選会でチームは15位で敗退。10位で通過した専大とは4分6秒の大差があった。今井は30歳にして自己ベストを1分25秒更新する1時間4分11秒でチーム内6位と踏ん張ったが、全く満足することはなく、悔し涙を流した。

 2年限定のチャレンジ。「チームメートのみんなと箱根駅伝に出たい。私に残された時間はあと半年しかありません」と今井は表情を引き締めて話す。今年の1、2月は両アキレスけんを痛め、ほとんど走ることが出来なかったが、現在は回復。徳本一善監督(41)は「練習は順調に積めています。今、体は重いが、関東学生対校(5月19~23日)に向けて仕上がってくるでしょう」と期待を寄せる。関東の大学の長距離ランナーにとって、箱根駅伝と並ぶ2大イベントの関東学生対校にはハーフマラソンで初出場する予定。「入賞を目指します」と今井は前向きに話した。

 今年が第97回大会だった箱根駅伝より歴史が古い関東学生対校は「関東インカレ」と呼ばれ、今年、記念すべき100回大会を迎える。今井は、伝統の関東インカレで弾みをつけて、ラストチャンスの箱根路に向かう。

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