浅草演芸ホールら都内4寄席、5月1日から休業 都から協会への“休業要請”受け苦渋の決断

浅草演芸ホール
浅草演芸ホール

 25日に発令された緊急事態宣言中に興行を行ってきた都内の4寄席(上野・鈴本演芸場、新宿末広亭、浅草演芸ホール、池袋演芸場)が5月1日から11日まで休業することが28日、分かった。

 この日、東京都の関係者が落語芸術協会(芸協)を訪れ、新型コロナウイルス感染拡大抑制のため“休業要請”を行った。落語協会(落協)と協議して、寄席の席亭に打診。寄席が受け入れる形で休業を決めた。

 緊急事態宣言が出されることになり寄席は23日に対応を協議。「演芸場」への要請は「休業要請」ではなく「無観客開催(社会生活の維持に必要なものを除く)」とされていた。無観客開催は現実的に不可能なため、これまで同様に“有観客開催”として、寄席は大衆娯楽と伝統芸能の場であり、芸人の修業の場でもあることから「社会生活に必要なもの」であると24日に表明。今まで以上に感染防止対策を徹底して興行を行っていた。

 寄席の興行続行の“決断”が反響を呼び注目を集めたが、27日まで東京都などからの聞き取り調査、要請などは一切なし。昨年の緊急事態宣言の時は自主的に休業を決めたが、その際も、その後も、現状調査や聞き取り調査などの“接触”は一切なく、今回は一方的で実現不可能な「無観客開催」の通告に東京都の対応を疑問視する声も上がっていた。

 だが、この日、東京都の関係者が訪問し、混乱を招いたことを謝罪。「無観客開催」が出来ない場合は休業を要請するとの説明を受けた。初めて両協会が“休業要請”を受けた形になり、席亭と再検討。そもそも反旗を翻しているわけでもなく、通常の興行は協会と寄席の共催で行っている側面もあり、受け入れを決めた。寄席は1興行10日間であることから、30日までは行い、5月1日からの休業を決めた。協会関係者は「ある意味の問題提起はできたと思っている」とコメントした。

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