Bリーグ、無観客で収入消滅…A東京本拠2戦1200万円パー「非常に痛手」

有観客で行われた24日のA東京戦((c)B.LEAGUE)
有観客で行われた24日のA東京戦((c)B.LEAGUE)
緊急事態宣言下でのBリーグ日程
緊急事態宣言下でのBリーグ日程

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、4都府県(東京、大阪、兵庫、京都)に25日、緊急事態宣言が発令された。バスケットボール男子のBリーグは、B1・8試合中、都内開催の2試合が昨年3月以来となる無観客で行われた。ホーム初の無観客開催となったA東京は、収入が見込まれた約600万円が消滅するなど打撃を受けた。

 コロナ禍で戦い抜いてきたシーズン終盤、追い打ちを掛けるようにBリーグが打撃を受けた。5月11日まで4都府県に発令された緊急事態宣言。この日、アリーナ立川立飛(収容約5000人)でのA東京―秋田、青山学院記念館(同3200人)でのSR渋谷―北海道が無観客開催となった。

 ホーム開催のA東京はこの日、シーズン終盤ということもあり、チケットはほぼ完売していたが、入場料収入約450万円がゼロに。会場でのグッズ販売で予定していた約100万も含め、約600万円の売り上げが消えた。5月5日にもホームゲームを控え、2試合総額で1200万円以上の売り上げがなくなる。ホーム最終戦だったSR渋谷は、入場料収入約400万円、グッズ販売約100万円を見込んでいた。リーグ側は、新型コロナの影響で開催されなかった試合にのみ、補償金を出す方針で、A東京関係者は「非常に痛手。影響は大きいです」と苦しい胸の内を明かした。

 Bリーグは昨季もコロナ禍で、昨年3月下旬に中断。同2月28日以降のシーズンが中止となった場合、全36クラブ(B1、B2)の総損失は60億円以上になるとの見方をされていた。16年に開幕したBリーグは、財政面で余裕のあるクラブはまだ少ない。本来、シーズン終盤は“書き入れ時”で、この先も4都府県でホームゲームを控えるチームにとっては、苦しい状況が続く。

 選手の動揺も大きい。A東京は3連覇が懸かるチャンピオンシップ進出に向けて負けられない状況。この日はホームにもかかわらず、拍手や観客の熱気はなかった。試合は勝利したが、東京五輪日本代表候補の安藤は「ファンの人が来られず、寂しい気持ちだった」と吐露。

 18得点と活躍の小酒部泰暉(22)は「寂しいが、CSに向けて負けられない戦いなので頑張りたい」。コロナの収束は見えず現実は厳しいが、選手たちは前を向いて進んでいくしかない。(小林 玲花)

有観客で行われた24日のA東京戦((c)B.LEAGUE)
緊急事態宣言下でのBリーグ日程
すべての写真を見る 2枚

スポーツ

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請