大谷翔平、日本で2度あった「投げて、打って、守って」の”三刀流”試合 元祖ベーブ・ルースは合計7度 大谷はメジャーで何度見せるか

スポーツ報知
大谷翔平(ロイター)

◆メジャーリーグ アストロズ16―2エンゼルス(24日・ミニッツメイド・パーク)

 エンゼルスの大谷翔平投手(26)が24日(日本時間25日)、敵地でのアストロズ戦に「2番・DH」で3回に今季6号本塁打、大差がついた8回には自ら志願してメジャーで初、自身7年ぶりの野手として左翼に就いた。次回先発登板は26日(同27日)のレンジャーズ戦に決定。投げて打って野手出場となる“三刀流”の可能性について「ヒルマニア」こと蛭間豊章記者が元祖二刀流ベーブ・ルースの例をもとに、ひもといた。

 8回、大谷が左翼の守備に就くと2万1000人を超える敵地ファンからもどよめきが起こった。渡米後285試合目で初めて投手以外の野手出場。日本ハム時代までさかのぼっても2014年7月13日ソフトバンク戦以来だ。

 8回表終了で2―13。4番手ローウェンが先頭打者に二塁打を浴びた。これ以上の投手起用は避け、野手を投げさせたい場面だが、野手は死球の影響で使えないトラウトしか残っておらず、マドン監督が「緊急事態」と言う中、「大谷が左翼に行くと言ってきた。計画になかった」(マドン監督)策を繰り出した。

 これで左翼を守っていた捕手ベンブームの投手起用が実現。大谷は観客がグラウンドに落としたサングラスを投げ返す場面も。今年は練習していなかった野手守備は二塁打を処理しただけだった。

 大谷は3回2死走者なしで迎えた第2打席で、左腕エマニュエルから中越えの6号ソロ、本塁打と気付かず全力疾走。再びトップに1本差に迫っていたが、チームは投手陣崩壊で4連敗。借金1となった。こうなると期待は26日のレンジャーズ戦に登板する大谷の右腕となるが、今回の野手出場でまた新たに「先発投手+打撃+野手出場」という可能性も生まれてきた。

 日本時代に同じようなケースはプロ入り1年目の13年6月18日に「5番・投手」で先発し、5回から右翼に就いた広島との交流戦。そして同年8月18日「5番・右翼」で先発し8回敗戦処理でマウンドに上がった2試合しかない。

 同様のケースを通算714本塁打&94勝した元祖“二刀流”ベーブ・ルースで調べてみると、合計7試合見つかった。その試合の投手成績は3勝2敗1セーブ。1919年のWソックス戦では降板後の6回途中から左翼に入りサヨナラ本塁打。ヤンキース移籍後の1921年タイガース戦では、3回は登板中、7回は中堅に回ってからと2本の本塁打をかっ飛ばし勝利投手になった。そんな“漫画のような大活躍”を大谷に期待しようではないか。(ベースボールアナリスト)

◆過去の大谷の三刀流

 ▽13年6月18日広島戦(交流戦) 「5番・投手」で先発し4回4安打3失点。5回の遊ゴロで勝利打点を挙げるも、その裏に2番手・宮西と交代し右翼に回った。打撃は3打数1安打1打点。9回に代打・アブレイユを送られた。

 ▽13年8月18日ソフトバンク戦 「5番・右翼」で先発出場し、2―7の8回に1イニングを無失点。打撃は4打数1安打で、9回はベンチに退いた。

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